ダグラスの夢

この飛行機が完成したのが75年前に
なるので 人間の女性に例えると
お婆さんなのだけど 今も世界の空を飛んでいるようです


(ダグラスDC3)


ダグラスDC3と言いますが3と言うからには1や2があるのです

ダグラスDC2は1934年に北米横断航空路線に使われたプロペラ機でしたが
何と！寝台飛行機だったなんてね


(ダグラスDC2)

どう言う事？なので説明すると
当時のプロペラ機でアメリカ大陸横断をするのには丸一昼夜かかりましたから 寝台列車と同じく折り畳み式の座席で長旅をしのぎましたね ちなみに この
寝台、プルマン寝台って言います

そして二年後DC3が 寝台を取っ払い
座席専用機でデビューしました、32名の定員は画期的な事でした

日本では中島飛行機がライセンス生産をしていましたが 第二次世界大戦が勃発した後は 改良して零式輸送機として
使用され700機くらいは生産されたようです 映画などで日本軍の輸送機がDC3であっても別におかしくはないのですね

ノルマンディ上陸作戦でグライダーを牽引しているのも 改造されたCー47と
よばれるDC3なのです



開発途上国にはまだ多くのDC3が有りますが、日を追ってその数は減少しています 間も無く航空博物館でしか見る事は出来なくなるでしょう
現在は
パラシュート降下などにも利用されていて まだまだ部品も充分ありますが
肝心な星型エンジンが製造禁止なので
換装されたエンジンとのマッチングが
問題のようですね
乗る機会があれば是非乗りたい名機です (^-^)