三日坊主の備忘録

書いてみてわかる自分の気持ちにびっくり

高齢者が働く事

2024年06月14日 | 日記
私は週に1回アルバイトに行っています。
2.3時間ですが、
腰や頚椎が悪いのでそれでも出来る仕事に出会ったのでなんとか続けられます。
雨でも暑くても、週に1回だからと元気が出る。(週に2回になったけれど1回ラインは大事)
しかも、お金が頂けるのだ。

なんだかんだと人様と会う(これは大事)

私は無口となり、できる範囲で精一杯働く。
誰かが助かったと,感じてくれたら尚嬉しい。
そして私にはお小遣いが入る🤭。


40年ほど前😅
私は保育士として社会人一歩を踏み出しました。
お仕事にやりがいいっぱい、希望に溢れていました。
職場のご先輩にはありがたいほどに恵まれ、多くを学びました。

乳児室担当の時、お昼ご飯の後は戦争です。すぐにお昼寝もするので、その準備もあって、散乱した食事室の後始末まで直ぐには手が回りません。
子どもを寝かせつける間に、お手伝いをしてくださるパートさんが付きました。
高齢の方で、時折優しい笑顔をお見せになりながらも黙々と雑用をしておられました。

ある時、ご先輩の方達のお話を耳にします。雑用担当の方は元園長先生と。
何があって働いているのか?
私が働く公立保育園の保育士は公務員で、給料退職金待遇とも申し分ありませんでした。
なんかのご事情があってお金が入用なのかしらと。
ずっと、そう ずっと 心の奥底にありました。


私は定年退職、継続雇用も65歳のお誕生日ですっぱり辞めました。

大好きな姉は70歳迄、温泉のホテルの賄いに勤めました。
『お金は大事なのよ。年金の他に身体を使ってお金が得られるって とっても幸せな事なのよ』って。

保育園時代の尊敬する先輩が、その時の仲間たちとの旅先で、
『私ね、恥ずかしいけど 働いているのよ』って。
彼女の嫁ぎ先は農家で広大な田んぼに畑。まさに朝から晩まで保育園と農家の兼業。
保育園を定年退職して畑で作業。
近くの高齢者グループホームの皆さんのお散歩に、毎日彼女らしく明るく元気な声かけ。
とうとう、グループホームで働いてと誘われたそうです。
朝7時から10時。彼女の事です、7時の仕事始めをする為にはもっともっと早く入って準備。
それは、家庭を切り盛りする若い方達にお役に立ちたいからって。
朝は1分1秒も惜しいのは女性誰もが思います。
それに気づくかどうかは別として
若い方に混ざりながら75歳まで働かれました。
そしてこの度退職されました。

『いい歳して働いているのも恥ずかしいのよ』って。

身体がいうこと効かなくなったら
無論無理は駄目。
私自身、若い頃に身近で私の至らない仕事を支えてくれた高齢者(敢えて)さんに感謝する事もなかった。
若さ故の傲慢か、私の不徳か。

高齢者が働くって恥ずかしい事じゃない。

そう思ったら、私も勇気がでたし。
街の中で、至る所に高齢者さんがボランティアも含めて働く姿を拝見すると、お元気を社会に還元されているように思え、勝手に私は励まされる。

姉さんは、ホテルで賄い仕事をしていたから早死にしたんじゃないんだね。姉さんの難病は10万人に3人の悪性腫瘍。
『私の人生幸せだったわ』
日に日に弱る姉の口から出た言葉。
その頃の私の覚書にあった言葉。
ふと読み返していたら、その行が負け惜しみではない、姉さんの本音とようやく思えるようになりました。

姉さんのようにフルではとても働けないけれど、
アルバイトの日は、自転車のペダルを踏める元気に感謝して出かけています。

その先輩とはまた温泉旅に誘われています。勿論行きます😊

思い出の旅先あちらこちら。













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