田舎暮らしに思うこと

熊本から上京して、進学し卒業し就職し結婚し子供が出来て脱サラ。
脱サラの勢いで、今まで出来なかったことをやろうと、二十歳からの夢だった八ヶ岳に別荘を建てた。
29歳の秋だったかな。
会社の同僚達は、アパート暮らしから、長期ローンでマンションを購入していた。
新居に遊びに行くと、その狭さと管理費などの維持費の高さにビックリ！
3~4000万円台の終の棲家って、こんな感じなんだあと現実の厳しさを実感する。
僕も当時はおんぼろ借家だったので、新居に憧れていた。
でも、マンションには住みたくなかった。
住むなら庭付きの一軒家しか選択種に無かった。
でも、自分のローン出来る金額では、千葉や埼玉の郊外しか無い。
都心に通うのに2時間前後の通勤時間の人生になる。
これが、年齢に応じた世間一般なマイホームの考え方だ。

脱サラして僕は人生のチャンネルを変えた。
脱サラ自体が世間の考えと違うだろう。
では、マイホームも世間離れした方が面白い人生になるだろうなと。
そして、東京の住まいはおんぼろ借家のままに、八ヶ岳に別荘を建てた！
当時は今より建築費が安かったので、300坪の土地と家で2000万円！
二十歳からの夢が実現した！
それから12年間は別荘へ通う日々だった。
そして、家族で移住！
移住したときは、「やってみてダメだったら戻ろう」位にしか、考えていなかった。
住んで見ると、別荘で通っていた時とは段違いの素晴らしい生活！
建てて直ぐに移住しておけばと、悔やまれるくらい。
別荘ライフは、所詮観光客の感覚と変わらないのだ。

東京での暮らしと不便な所は、歩いて行ける距離に店が無いこと位かな。
東京では、ましてマンションでは、あきらめなければならない、
森のある庭300坪！GARAGE、WoodDeck、吹抜のLiving Room、
新建材を使わない無垢の木の家、隣の家と隣接していない開放感など、
計り知れないメリットがてんこ盛り！
人生の折り返しの年齢で、選択しても損は無いと思う。

八ヶ岳の田舎暮らしに思うこと！
それは自由と心地よさかな。

そんな夢を叶えるには、夢のキャンバスとなる土地を手に入れる事。
そうすれば、家を建てる構想もより明確になっていく。

今、僕の別荘地内でもいくつか土地が売りに出ている。
お勧めは、僕の天空の土地の、下の土地です。
南側の、目の前が広大な村有林、その後ろには南アルプス連峰がそびえる。
その景色が自宅の窓から一望できる。
南斜面だから、真冬も日当たり抜群で、大雪が降っても溶けてしまう。
人生の後半を暮らすのに値する土地だと思う。

もっと標高が低くて里に近い方が良いという方は、針葉樹林の中にいくつかあります。
土地の一角にせせらぎが流れている土地もあり、ここは森の中で暮らしたいという方には最高だと思う。

移住を機に、自宅でお店をやってみたいという方に取って最高な土地もあります。
もし、僕がこれから移住して起業して職住一体の家を建てるなら、迷わずここにするでしょう。

土地には相性があるようです。
今まで沢山の方々が訪ねてきましたが、いいな！と思われる土地は千差万別です。
MORISHの家は、その土地とオーナーの相性を心地良い暮らしにする装置の様な感じです。
標高1500ｍの地に住み、その四季を感じ、「ああ、こんな風にしたらもっと心地良いんだろうな」とか、日々思考しています。
今週も来週も、そんな家造りのMeetingをオーナーさんと交わす日々。
最高に心地良い日々です。


morishcountry@gmail.com
友枝コウジロウ
ライフスタイルデザイナー
（八ヶ岳田舎暮らし指南、土地選びのアドバイス、別荘デザイナー＆施行、別荘地営業顧問）

冬の夕暮れは、本当に綺麗です。
この様な、何でも無い景色を綺麗だなあと思えるのも、田舎暮らしの良いところです。