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先日、道ばたで鹿が死んでいた。
車にひき殺されたらしい。
夜中にひかれたみたいで、まだ臭くない。
友達の、カナディアンファームのハセヤンに電話した。
すっ飛んで来てくれた。
食えるようだったら、肉をお裾分けして欲しいと言っておいた。
二時間ほどして、「食える部分があるから取りにおいで」と電話があった。
そうそうに、愛車の軽トラックでカナディアンファームへ。
そうしたら、皮を剥がれ、足をもがれた鹿が横たわっていた。
ナイフを貸すから好きなところを持って行けと言う。
なんとワイルドな暮らし!
さすがに、気が引けたので、背中のヒレの部分を取ってもらう。
オマケに前足一本ももらう。
しかし、家に帰ってから、どうやって裁いたらいいモノか途方に暮れる。
しかし、キレイな肉だ。
昨晩までは、このしなやかな足で野山をかけていたのだ。
しばし見とれてしまう。
でも、腐っても仕方がないので、自己流で裁いてみる。
とりあえず、シチューを作った。
残りは、塩で揉んで冷凍した。
次の日の夜、ハセヤンから電話があった。
カナダから、ジビエ料理専門家のロビンというカナ人が来て、
鹿肉のヒレステーキを焼くから食べにおいでよとのお誘い。
早々に出かける。
白ワインに一晩付けて柔らかくなったヒレステーキの美味しいこと!
ソースは、ジャガイモの皮をベースにタマネギとニンニクで煮込んだ特製ソース。
これが、鹿肉と良くマッチする。
これは、東京のどんな高級料理店でも食べられない新鮮な鹿肉のジビエ料理である。
もし、グルメを極めたいのであれば、田舎暮らしをすることをオススメします。
ということで、僕が見つけた鹿肉でみんながご馳走にありつけた。
ハセヤンの娘さんは、鹿の皮で鞄を作ると張り切っていた。
居候のコック見習いは、蹄と角でハンコを作ると言っていた。
鹿肉を食べながら思った。
遙か5000年前、この地では縄文文化が栄えていた。
国宝の「縄文のヴィーナス」も出土するほどの都市があったそうだ。
その民は、鹿を狩してみんなで食べていただろう。
革は着物になっただろう。
5000年後の今、僕らも同じように集まり鹿を食べている。
田舎暮らしは何とも楽しいのです。
車にひき殺されたらしい。
夜中にひかれたみたいで、まだ臭くない。
友達の、カナディアンファームのハセヤンに電話した。
すっ飛んで来てくれた。
食えるようだったら、肉をお裾分けして欲しいと言っておいた。
二時間ほどして、「食える部分があるから取りにおいで」と電話があった。
そうそうに、愛車の軽トラックでカナディアンファームへ。
そうしたら、皮を剥がれ、足をもがれた鹿が横たわっていた。
ナイフを貸すから好きなところを持って行けと言う。
なんとワイルドな暮らし!
さすがに、気が引けたので、背中のヒレの部分を取ってもらう。
オマケに前足一本ももらう。
しかし、家に帰ってから、どうやって裁いたらいいモノか途方に暮れる。
しかし、キレイな肉だ。
昨晩までは、このしなやかな足で野山をかけていたのだ。
しばし見とれてしまう。
でも、腐っても仕方がないので、自己流で裁いてみる。
とりあえず、シチューを作った。
残りは、塩で揉んで冷凍した。
次の日の夜、ハセヤンから電話があった。
カナダから、ジビエ料理専門家のロビンというカナ人が来て、
鹿肉のヒレステーキを焼くから食べにおいでよとのお誘い。
早々に出かける。
白ワインに一晩付けて柔らかくなったヒレステーキの美味しいこと!
ソースは、ジャガイモの皮をベースにタマネギとニンニクで煮込んだ特製ソース。
これが、鹿肉と良くマッチする。
これは、東京のどんな高級料理店でも食べられない新鮮な鹿肉のジビエ料理である。
もし、グルメを極めたいのであれば、田舎暮らしをすることをオススメします。
ということで、僕が見つけた鹿肉でみんながご馳走にありつけた。
ハセヤンの娘さんは、鹿の皮で鞄を作ると張り切っていた。
居候のコック見習いは、蹄と角でハンコを作ると言っていた。
鹿肉を食べながら思った。
遙か5000年前、この地では縄文文化が栄えていた。
国宝の「縄文のヴィーナス」も出土するほどの都市があったそうだ。
その民は、鹿を狩してみんなで食べていただろう。
革は着物になっただろう。
5000年後の今、僕らも同じように集まり鹿を食べている。
田舎暮らしは何とも楽しいのです。
この前は、「バンバ&カフカ」でお見かけしました。
一郎ちゃんラッキーでしたねえ。
そうなんです、この鹿肉のステーキは、絶妙のレア度で絶品でした。
本当に偶然に鹿を解体したその日の午後にカナダ人の彼が到着したのです。料理のポイントは白ワインに漬けることです。是非今度やってみてください。
ジビエ料理専門家の作る新鮮な鹿のソテーなんて・・・!!
実は私もはねられた鹿を分けていただく機会があり、ソテーしていただきました。
素人料理でもまったく臭みもなく美味しくいただけたので、ましてやプロが腕をふるったら・・。
鹿さんも気持ちよく成仏出来たことでしょうね。
こちらにいると比較的手軽に鹿肉などが手に入りますが、それをプロが本当に美味しく料理してくれる機会にはなかなか巡り会えません。
北海道などではそういったレストランも数多くありますが、信州では(私が知らないだけかもしれませんが)美味しいソースで提供してくれるお店と会えずにいます。
(たまにあってもコストパフォーマンスを考えると東京の方が上だったりして・・)
ですからなおさら今回のお料理は羨ましい限り。
いつか尽きる命であれば、何かに役立つべきだと思うし、それが感謝され、喜ばれることは最上の昇天ですね。
道端で、遭えなく息を引き取った鹿にとっても、トモさんやみんなの糧となり、革や蹄まで利用してもらえて、良かったですね。
それを捌いて料理してくれる友達がいるからです。
持つべきは、どこに行っても友達です。
僕のいる森あたりでも年に数頭、鹿が車とあたって死にますが、肉にしてパーティーをやったという話は今回初めて聞きました。
縄文の香りがします。