走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

川施餓鬼(かわせがき)

2008年08月15日 19時14分08秒 | その他
 山の中の伝統文化

 今年も日浦地区(第一ブロック:http://www.matsuyama-people.jp/index_2.html)の川施餓鬼を観てきました。
 強い日差しの中、ここのところ雨が少ないため川の推量も去年より少なく、かきてにとっては適度な水温だったようです。

 この川施餓鬼は河野家の出城があった頃、武士が鍛錬を目的に始まったといわれています。
そのため、足下の悪い川の中を思い幟(のぼり)をかきながら速さを競ったのが由来と言われています。

 この川施餓鬼も一時廃れていて、16年前に復活し継続されていますが、最近は中山間地域の特徴である過疎化が進み、かきてが少なくなったそうで継続が危ぶまれています。
 しかし、地元の熱い思いはなんとか継続しようという思いが強く、感心のある方は事前に申し込めば書かせてくれると思います。(勝手にそう思っているのですが...)

 地域を愛し、地域の人を愛することがアイデンティティにつながると思うのですが、それにはこのような伝統文化に参加することが一番わかりやすいような気がします。
 皆さんも、ぜひ地元のお祭には積極的に参加してみてください。
 きっと新たな発見や新しい友人ができますよ。



日浦地区から今治・玉川地区へ抜ける国道に川施餓鬼を知らせるのぼりが立ててありました。


本当に今日も暑い一日でしたが、関係者の皆さまはもっと大変な一日でした。


土手にテントが張られ、公民館の各部の役員さんが出店をやっていました。(一緒に行った越知主幹が写ってました)


3本の大幟(おおのぼり)を各班に分かれ、かき比べるのです。


地元の日浦小学校の子どもたちによる笛・太鼓の演奏でスタートしました。


生峰公民館長のあいさつ


有光公民館主事は暑い中、よく動いていました。(お疲れ様でした)


行事の直前、かきての皆さんです。(暑い中、ご苦労様でした)


幟はかなり重いので、四方からロープで引っ張るのです。書き手と引き手の呼吸が大事です。


最後の幟がかきてとしては一番若かったと思います。オレンジ色のパンツをはいているのが朝から手伝いに行って、かきてにも加わった岩口ブロック担当です。