走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

僕の課長

2010年04月21日 00時09分37秒 | うれしい
 またまた歓送迎会があった。

 さまざまな人がとても残念がってくれる。
 幸せものだと思う。
 挨拶のとき、不覚にもつい声を詰まらせてしまう。
 
 本当に楽しかったのである。
 「あんたは(むちゃくちゃやったけど)確かに人の意識を変えたなあ」と言ってくれた。
 最初から、人の意識を変えようなんて大それた事を思ったわけではない。
 元気な地域をつくりたかっただけ。
 ただそれだけである。

 元気にするためには、地域の中の人を元気にする必要があると途中から思い始めた。
 それには、まず自分からカラ元気でも元気になること。
 
 人の心は、人の心でしか変えられないということに気付き始めたとき、急激な変化を地域の人が望んでいないことに気付く。
 トップギアから、ローギアに変えていく。

 そのことは、何よりも地域の人たちが気付いていた。
 「あんたのしたたかさを見たような気がする」
 自分で言うのもなんだが、まさにタヌキ課長である。

 そして、ある公民館主事が酒を注ぎにきてくれた。
 「課長、私、他の自治体の職員と話すとき、課長の話をするときに『僕の課長』といってしまって、『うちの課長』というのは聞くけど、『僕の課長』というのは珍しいといわれたことがあります。でも、課長はどこにいても『僕の課長』でかまいませんか」といわれた。

 「でも、今は『支所長』なんやけどな」と、涙が出そうになったので照れ隠し。

 課長冥利に尽きる...