大掃除の出来事、第二弾である。
今日も休日なので大掃除。
書籍関係は、明日、リサイクル本屋さんに取りに来てもらうことになっているので、明らかに売れない本や紙ごみを整理した。
出てくる出てくる、大量の紙ごみ。
カミさんは、あまりの多さに呆れ顔。
「どうすんの? 紙ゴミ(回収までには)一週間以上あるわよ!」
「そうなん?!」と蚊が鳴くような声で私は応える。
「あ、そうだ! この間スーパーの横に置いてある紙専用回収ボックスに、おばさんが(紙ごみを)捨てて、何かポイントが付いたって喜んでたよ。だめもとで持っていってみたら?」
そう促されて、しぶしぶ大量のゴミを捨てに行く。
すると、書き換え式のプリベート・カード方式になっていて、紙ごみの捨て場自体が秤(ハカリ)になっているのである。
最初は20キロ程度に抑えて持っていくと、23キロ、24ポイントが加算された。
自分にとっては画期的な出来事である。
調子に乗って次に捨てたのが36キロ、37ポイント。
そして、最後は何と67キロ、68ポイント。合計129ポイントをゲットした。
驚いたことに100ポイントを超えると500円の商品券交換のレシートが出てきた。
うれしくなった私は、自転車で紙ごみを捨てにきた順番待ちのおばちゃんにドヤ顔をしてしまった。
しかし、そのおばちゃんの顔に不敵な笑みが浮かんでいた。
帰り道、その笑みが気になった。
おばちゃんが持って来ていた紙ごみはどうみても10キロ程度。
仮に11キロあったとすると12ポイント加算される。
例えば私が出した紙ごみが126キロ。
これを11キロづつ運ぶと、12回運ばないといけないが、ポイントとしては142ポイントゲットすることになる。
なんと!! 差引16ポイントの差である。
さすが、主婦のプロ...
などと、へんな計算をしながら帰宅して、家内にその話をすると、
「バカじゃないの! そんな手間をかけるほど主婦は暇じゃないのよ!」と一蹴された。