ラグビーって、試合が始まると任せるしかない。他の球技、団体競技と異なるところ。選手達が自立して、リーダーと協力してゲームを進める。ピッチサイドやベンチから具体的な指示は出さないから、指導者は頼れるリーダーを必要としている。意を汲んで、献身的にサポートする選手を必要としている。そんな「人」を育てることができるチームが尊敬を集める。特に高校ではそんな要素が大切だと思う。社会に出てからも通用する「人」を育てる。私は、これが久我山ラグビーの目的だと考えている。
毎年の目標が「全国優勝」。目的が前述なので、この目標は当然! 上手くいかない年が多いけど、目的がぶれなければ大丈夫。目標は目的達成への進捗を確認するものだから。たとえ負けても、負けから学んで次に繋げることもできるというもの。
選手にとっては、全国優勝が目的になっているかもしれないけど、長い人生では花園は通過点であって到達点ではないことを意識してほしい。より高いところに往くための超えるべきハードルであって、ゴールではないことを知ってほしい。
目的と目標、信頼と信用、それぞれ同じように使われることが多いけど、高校生のときにきちんと認識させてあげると、後の人生随分違ってきそうです。
久我山ラグビー60年。
社会で活躍しているOB、普通に頑張れているOB、他校よりちょっと多め?
挫折・転落 ・・・ ちょっと少なめ? (なんとなく)