5月19日
お宿→愛野→島原(フェリー)→口之津(農道)→苓北→本渡(R26)→牛深温泉→牛深公園
潮井崎と言っても岬ではありまへん。山に張り付くように国道が走り、急な斜面にはミカンが栽培されています。左手に大村湾を眺めながら気持ちの良い走りができます。
諫早から愛野へ。「ギロチン」の悪名高い諫早湾の潮受堤防が見られます。これができたせいで水が汚れ、漁業に深刻な影響が出たとして「開門」の判決が出されましたが、農民が反発しています。でも堤防作りに当たって漁民の大きな反対運動があったことを知らなかったとは言わせない。彼らの生活権を奪う形で農民は後から割り込んできたのですから。いずれにせよくだらない政治に翻弄されている民衆の縮図が読み取れます。
今回は国道を通らず、「雲仙グリーンロード」と名付けられた農道を通ることにします。先ほどの国道から解放されたような気分になる信号機のほとんど無い快適路。でもかなり急なアップダウンやコーナーは地図から読み取ることができませんでした。道路周辺の農作物に癒やされます。その農作物の名前を知っていたらもっと充実していたかもしれません。
島原はまゆう道路は名前から想像できないダイナミックな道路。普賢岳をはじめ、雲仙の荒々しい山並みが間近に見られます。島原南にある道の駅で一旦休憩。撮影にはちと苦しい天気。下の写真は「普賢岳」と書きましたが、平成新山かもわかりませんm(__)m
島原へGo!
再び雲仙グリーンロードを経由して島鉄フェリー口之津港に到着。島原に向かいます。1時間に1本就航していますので待ち時間は気になりません。乗船時間は30分間。車両はそこそこ乗っていますが人はごくわずか。あっという間に島原・鬼池港に到着しました。
これからのお目当てルートは未踏の地、苓北と本渡を結ぶ下島北部広域農道(山中路)とr26ロザリオライン(海岸路)です。とりあえずR324を西へ。
5キロほど走ると通詞島という小さな島があり300頭のイルカが生息しているらしいです。イルカに興味は無いけど一周しても2キロほどの島なので行ってやれ。ほとんど1車線のコンクリート舗装。海水を使って製塩をしている所がありました。(販売していたと思う。買わなかったことを後悔)
苓北から広域農道に入ります。周りに農作物があまりありません。それどころか勾配の急な上りになります。こりゃ林道でしょうが(>_
ロザリオラインを快走
渋滞気味の本渡市街地を抜け、R26へ。2車線が1.5車線になるのは想定内。左手にベタ凪の海が顔を出しました。
長島や獅子島までは5キロメートル程度しか離れていないのでまるで海の箱庭のよう。ぽかんと浮かんだ小さな漁船や行き来する船のシルエットが絵になります。
観光客なんて誰も居ないけど14:30から15:30まで、夢のような1時間でした。
小森海岸へ
牛深温泉センター「やすらぎの湯」で1時間過ごし、さらに南の小森海岸へ向かいます。ここは「単車日和」で「beeno」さんが紹介されていました。牛深市街から5キロ足らずなんでしれてると思いつつ南進。実はこれは「慢心」。ハイヤ大橋を渡ります。この橋はループを描いたり橋のど真ん中に信号機付き交差点があったりと他では見られない形状です。かなりスリルがあります。
急勾配と細かなカーブの連続で思ったように進めません。30分ほど時間がかかりました。小森海岸は「日本の夕陽百選」に選定されているということですが、それを見てから宿泊予定地の牛深公園に帰ると真っ暗になってしまうのでやめました。下の写真は烏帽子抗跡。良質の石炭(無煙炭)が採掘されていましたが、湧水のため事業は数年で停止したとあります。
市内で食料調達後、牛深公園へ。まだ散歩客もいるのでテント設営は後にしよう。ちょうど東屋があり、前回はこの中に設営しました。前回のダンロップはギリギリ設営できましたがコールマンはスペックこそダンロップより10センチ狭いのですが、実寸は広くて東屋に設営は不可能です。
職務質問(゜o゜;
キビナゴが旨い。しかもこれだけの量があって¥123だもん、嬉しいです。一人で大宴会中、パトカーが接近。嫌な予感がしたが、やっぱり停車して二人の若い警官が寄ってきた。実は1時間ほど前、通行人と目が合ったが、不審な顔つきでこちらを眺めてはった。恐らく「不審者情報」が届けられたのでしょう。
ここにテントを張って翌朝、長島行きのフェリーに乗るつもりであることを告げ、旅行中の身であることを理解していただいた。多分彼らもそんなことは見ただけで承知しているのでしょうが、寄せられた情報に対しては説明できるようにしておく必要があったものと思います。
「では気をつけて・・・」と、親切な言葉をかけて頂き、ここに晴れて警察のお墨付きを頂いたということで安心して飲み続けるアサノでした(笑)
5月20日 ☂☂☂(=_=)
お宿→長島→出水(ビジネスホテル泊)
翌日は朝から雨。テントをたたんだ直後から降り始めました。不幸中の幸いです。牛深から長島までフェリーで渡ります。but雨は連続的に降り続け、やむ気配はありません。
黒瀬戸大橋を渡って九州本土へ。出水(いずみ)市街へ入ったら雨はますます強くなります。こりゃいずみじゃのうてしゅっすいですねえ。やる気が失せ、スーパー散策。ツーリングレポートの下書きを一気に進めます。密かに雨がやむことを祈って・・・。
butやみそうにもありません。ここで人生初の体験をすることになります。ツーリング中、雨が降れば・・・1、安全そうな橋を探す。2、人里離れた公園の東屋を探す。3、テントの周りに溝を掘り、雨水の侵入を防ぐ・・・。しかし現在の僕にそんなことをする体力的な余裕がありませんでした。かくなる上はビジホ!カーナビ、ゴリラで周辺を散策すると、朝食付¥4.500が見つかり、電話で予約。今後はこのような形態も増えるかもしれません。