5月24日(水)☀|☁
恵山(えさん)観光
5時30分起床。あれ?明るい!外へ出ると雲は多いが陽が差している。これは心が晴れる。ようし、今日は道南を走りまくってやろう。
さっさと荷物をまとめ、6時30分、出発。
まずは恵山。朝日の逆光で見えにくいものの、麓はツツジが満開。ここが群生地として有名であることは後から知った。中腹の展望台から津軽海峡を経てうっすらと下北半島が見える。
さらに登る。14度のキツい勾配だ。テンテンテン!と焼き玉エンジンのような甲高い(かんだかい)排気音を上げ、体をぶるぶる振るわせながら愛車、ロイヤルエンフィールドはどんどん登ってゆく。
駐車場から見た恵山のその姿に圧倒された。逆光で真っ黒の火口をバックに、これは噴煙というよりも蒸気のような真白い気体をもうもうと吐いている。動きが早く、次々と変化する姿がおもしろい。これは逆光の迫力だ。順光ではこうはいかない。
スノーシェルターやトンネルが続く恵山国道278号線を快走。尾札部(おさつべ)は優秀な昆布の生産地。バイパスもあるが村内をめぐってやろう。
5月は漁期ではないのか、昆布を見ることはできなかった。(昆布漁の解禁は7月下旬)で、昆布を干す物干しには洗濯物が乾してあった。
川汲(かっくみ)から道道経由で大野に出る。10時30分。道の駅・厚沢部(あっさぶ)に到着。外の店で揚げ芋とコロッケと牛乳を注文。「牛乳はありません」だと。北海道の道の駅で牛乳が無いというのは珍しい。
檜山(ひやま)国道229号線を北上。 岩内(いわない)までの150キロ間は親子熊岩、三本杉岩など奇岩の連続で飽きることがない。岩のおもしろさにハッとしてはUターンしてシャッター・・・なのでなかなか行程が進まない。
茂津田岬(もつたみさき)には海面から頂部までの高さが290メートルで日本一という灯台がある。そこまで行くには2.7キロの舗装林道。最大勾配は15・5度。これだけの距離だが、長く感じた。
勾配や待避所を示す看板を持っているのはフクロウさんやクマさん。これがカワユイ。
登り切ると、とんがり帽をかぶった珍しい形の灯台が現れた。
ところで高さ日本一の座は1950年に余部(あまるべ)灯台(兵庫県)の完成で奪われてしまったが2001年、頂部の改造で再び日本一になったそうな。あのヘンテコなとんがり帽は日本一奪回のためだったのか。少々イタい話だが、50年間ガマンしてきた事を思い、あえてツッコミはすまい。
羊蹄(ようてい)国道5号線を北上。混雑する余市(よいち)を避けて大江パーキングエリア手前を右折。赤井川国道393号線に乗り、18時20分、小樽着。運河を散策。
22時45分出航。乗船客は少なく、バイクは僕だけ。新日本海フェリーはほぼ貨物船状態。
25日、20時50分舞鶴港前島埠頭着。高速経由で23時30分、ご帰還!充実した旅をありがとう!
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