最近、「パシフィックリム」を
レンタルDVDで観ました。
観る前からわかってた事なんですが、
観る前からわかってた事なんですが、
やっぱり父ちゃんには駄目でした。
そして先日、錦糸町の映画館で
そして先日、錦糸町の映画館で
「ゴジラ」観ましたが、これも駄目。
両方の映画に共通するのは
両方の映画に共通するのは
「楽しさ」の欠落です。
ホリゾントの青空をバックに、
ホリゾントの青空をバックに、
ピアノ線にぶら下がったジェット機が
飛んで来るとか、石膏で出来たビルや、
木の枝を植え込んだ山の中に、ゴムで
出来た怪獣のぬいぐるみが暴れまわってる
とか、そんな映像を観ながら感じる
「贅沢なおもちゃで遊んでる雰囲気」と、
映画観を出た後に現れる
「本当の怪獣がいる世界」。
それらを語る事が、怪獣映画の楽しさだ
それらを語る事が、怪獣映画の楽しさだ
と思うんですが、みなさんはどうなんでしょう?
CG全否定と言うつもりはありませんが、
CG全否定と言うつもりはありませんが、
夏休みの工作みたいな特撮映画は触覚を
刺激しますね。
観終わった瞬間に粘土で怪獣作り
観終わった瞬間に粘土で怪獣作り
たくなります。
「父ちゃんがかっこいいと思う
「父ちゃんがかっこいいと思う
ゴジラはこうだぁ!」と見せびら
かしたくなります。
そのうち、「このゴジラはこういう風に
そのうち、「このゴジラはこういう風に
現れて、こんな風に帰って行くんだ」とか
勝手なストーリーもくっついて、自分だけ
の怪獣がいる世界を語りたくなるわけです。
失礼な言い方ですみませんが、父ちゃんに
失礼な言い方ですみませんが、父ちゃんに
とって、怪獣映画の魅力の半分は、
「出来のわるさ」にあるのです。
「父ちゃんならこうするのに」という、
「父ちゃんならこうするのに」という、
手を加える余地がある。
素材を受け取った感じがして、
素材を受け取った感じがして、
わくわくします。
今回の「ゴジラ」は、たいへん良く
今回の「ゴジラ」は、たいへん良く
出来てましたが、そういう楽しさは
微塵もありません。
「良く出来た大げさなホラ話」と
「良く出来た大げさなホラ話」と
いう印象でした。
誰か他の人が語る「本当の怪獣がいる世界」
誰か他の人が語る「本当の怪獣がいる世界」
をそのまま映像にして見せてもらったような気分。
父ちゃんは、語るのは好きですけど、
父ちゃんは、語るのは好きですけど、
聞くのは好きじゃありません。