雨の日の草むしり

六月の終わりにばあちゃんが

死んじゃったので、介護の

必要がなくなり、群馬の実家

での単身赴任生活もおしまい。

……かと思われていた

とうちゃんですが、いざ

東京のママの家へ帰ってみたら

そちらでも必要とされていません

でした。

とゆーか、むしろ邪魔者扱い。

居心地悪さに耐えられず帰郷して、

昨日は雨の中で傘さして庭の草を

むしってましたよ。

固い地面に生えた小さな草が、

雨のおかげで抜きやすくなるんです。

二時間以上がんばりました。

身体が冷えて大変でしたが、ママの

家で居候している苦労に比べれば

屁でもありません。

隅々まできれいになった庭に大満足。

午後は、ママのバカさ加減を話題に

お彼岸のお客さんとお茶を飲み、

楽しい時間を過ごしました。

ところが、

今朝、お茶菓子を買い足しに行こう

と、庭の車を動かしたら、

影になってたところに、

草だらけの地面が現れたんですよ。

ま、そりゃそうだよなぁ……って

感じですけど、なんかこう、ママの

バカさとどっこいどっこいの、

自身のマヌケさを思い知りましたね。

草むしりはもううんざりなので、

車は昨日と同じ場所ぴったりに

止めました。