昨夜、みんみと二人で都内をぐるぐる
ドライブして回りながら、ぺちゃくちゃと
お説教をしたり、されたりしてきました。
夜の街で明るく光る大きなビル群を眺めてたら、
ウルトラマンと怪獣がにらみ合ってるような
イメージがわいて来まして、
青空にまっすぐ伸びていく飛行機雲の先端を
指差したとうちゃんが
「ジェットビートル(ウルトラマンに出て来る戦闘機)だ!」
って言ったとき、小学校の1年生だったみんみが
眼をきらっきらっさせて
「ほんとだあ!」って……。
荒川の堤防で、二人して、音もなく行く飛行機の反射光を
うっとりと、いつまでもながめてた事なんかも思い出しました。
で、
「そういえばおまえ、ちいさい頃、科学特捜隊
(ウルトラマンに出て来る防衛チーム)
の隊員になりたいって言ってたけど、あれって
いつ頃までその気でいたの?」
って聞いてみたんですよ。
親として、子供にかかってる魔法がどうやって
とけていくのかってところに興味がわいたんですね。
そしたらみんみが
「あんなの三年生の理科の時間にはもう、みんみは
科学が苦手だから駄目だって思ってたよ」
って言うんですよ。
んー、とうちゃんのは、科学特捜隊がテレビの
中にしかないと気づいたのはいつなのか?
という質問ですが、みんみの答えは科特隊が存在
することを前提にしています。
さらに、
「その頃はハリーポッター読んで魔法使いに
なりたくなってた」んだそうで、
とうちゃんが科特隊に入りたかったら、宿題ちゃんと
やらなきゃ駄目だとか、給食ぜんぶ食えとか言ってる
のも
「ナニ言ってんだこの人」と思いながら鼻で笑って聞いてた。
って言うんですけど、魔法使いになりたいと思ってる
ガキっちょがそれこそ何言ってんだ!
って話じゃないですか。
しかも、それ説明してるみんみは17歳ですよ。
とうちゃんは、夜中のファミレスで、すました顔して
ハンバーグ食べてる今現在の娘の頭の中で、この世の
常識ってのがどーなってるものなのか、興味津々
でしたけど、なんかちょっと怖くて聞けませんでしたね。
ってゆーか、とうちゃんの方がまだもうちょっと
魔法にかかっていたいのかもしれません。