昨日、マンシュタイン元帥について触れたので、ドイツ軍の元帥について書いてみたいと思います。日本軍では元帥となった陸海の軍人はほんの数えるほどですが、ドイツ軍ではヒトラーの大盤振る舞いもあって多くの元帥が誕生しました。なかには元帥にふさわしいのかなあという人もいますが、ドイツ軍の軍人は能力が高かったと思います。
そんな多くの元帥の中で最も有名なのはロンメル元帥だと思います。以前にも書きましたが、必要な時に必要な場所に忽然と現れて前線で指揮をとる、という能力はというか嗅覚は別格だと思います。しかし、このような指揮ができたのもアフリカ軍団という小さい部隊だったからともいえます。独ソ戦で能力を発揮できたかは疑問でもあります。しかし、なんといっても兵隊からしたら人気があったでしょう。
私が最も優れた指揮官だと思うのがマンシュタイン元帥です。もしヒトラーが軍に対して絶対後退は許さないというような融通性のない介入を行わなかったら、ドイツ軍の指揮官たちはもっと柔軟に対応して、独ソ戦に勝てはしなかったかもわかりませんが、あれほどの敗北はしなかったでしょう。
それはマンシュタイン元帥にもあてはまりまして、ヒトラーが軍の後退を許さなかったばかりにスターリングラードで第六軍がソ連軍に包囲され降伏することとなりましたが、マンシュタイン元帥に権限を委譲していたら第六軍は脱出ができたであろうと思います。そんな中でもカフカスに突進した部隊を無事に収容できたのはマンシュタイン元帥の指揮があってのことだと思います。
それから、マンシュタイン元帥のハリコフの攻防戦の指揮も特筆できます。ドイツ軍の薄い前線がソ連軍に突破されても、ソ連軍の戦車部隊を内部に引き込み、補給が苦しくなり力が衰えたところにドイツ軍の装甲部隊をぶつけて粉砕する。これなんぞ、作戦の神様だと思います。ついでに、フランスへ侵攻する際にアルデンヌに装甲部隊を集中させて突破する作戦を考案したのもマンシュタインです。
その他、私の好きな元帥としてはモーデル元帥です。部下として仕えるにはとんでもなく厳しい上司だろうと思うのですが、その守備の卓越さは素晴らしいものです。火消屋としてあちこちの戦線を飛び回ったのもうなずけます。
もう一人はケッセルリンク元帥です。もともと陸軍に在籍していたのですが、その後空軍に変わり、イタリアでの防衛戦にあたった人物です。イタリアで連合軍に簡単に突破されていたら、ドイツの降伏も早まったかもしれません。ところが、粘り強くイタリアの地形を利用しての後退戦術は素晴らしいものでした。ところで、ドイツの空軍には装甲師団もいたのですから、空軍の指揮官が陸上の戦闘の指揮をとるのもありだったのでしよう。
そんなことで、私の好きな元帥について書いてみました。
そんな多くの元帥の中で最も有名なのはロンメル元帥だと思います。以前にも書きましたが、必要な時に必要な場所に忽然と現れて前線で指揮をとる、という能力はというか嗅覚は別格だと思います。しかし、このような指揮ができたのもアフリカ軍団という小さい部隊だったからともいえます。独ソ戦で能力を発揮できたかは疑問でもあります。しかし、なんといっても兵隊からしたら人気があったでしょう。
私が最も優れた指揮官だと思うのがマンシュタイン元帥です。もしヒトラーが軍に対して絶対後退は許さないというような融通性のない介入を行わなかったら、ドイツ軍の指揮官たちはもっと柔軟に対応して、独ソ戦に勝てはしなかったかもわかりませんが、あれほどの敗北はしなかったでしょう。
それはマンシュタイン元帥にもあてはまりまして、ヒトラーが軍の後退を許さなかったばかりにスターリングラードで第六軍がソ連軍に包囲され降伏することとなりましたが、マンシュタイン元帥に権限を委譲していたら第六軍は脱出ができたであろうと思います。そんな中でもカフカスに突進した部隊を無事に収容できたのはマンシュタイン元帥の指揮があってのことだと思います。
それから、マンシュタイン元帥のハリコフの攻防戦の指揮も特筆できます。ドイツ軍の薄い前線がソ連軍に突破されても、ソ連軍の戦車部隊を内部に引き込み、補給が苦しくなり力が衰えたところにドイツ軍の装甲部隊をぶつけて粉砕する。これなんぞ、作戦の神様だと思います。ついでに、フランスへ侵攻する際にアルデンヌに装甲部隊を集中させて突破する作戦を考案したのもマンシュタインです。
その他、私の好きな元帥としてはモーデル元帥です。部下として仕えるにはとんでもなく厳しい上司だろうと思うのですが、その守備の卓越さは素晴らしいものです。火消屋としてあちこちの戦線を飛び回ったのもうなずけます。
もう一人はケッセルリンク元帥です。もともと陸軍に在籍していたのですが、その後空軍に変わり、イタリアでの防衛戦にあたった人物です。イタリアで連合軍に簡単に突破されていたら、ドイツの降伏も早まったかもしれません。ところが、粘り強くイタリアの地形を利用しての後退戦術は素晴らしいものでした。ところで、ドイツの空軍には装甲師団もいたのですから、空軍の指揮官が陸上の戦闘の指揮をとるのもありだったのでしよう。
そんなことで、私の好きな元帥について書いてみました。