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上級国民という言葉をネットの記事で見て感ずること

2019-04-24 15:17:57 | 日記
 数日前に高齢者のドライバーが高速のまま赤信号の交差点に突っ込んで横断中の方をはねて、お母さんとお子さんが亡くなり、何人かの方が怪我をするという事故がありました。それに関するネットの記事を読んでいたら「上級国民」だから逮捕もされずにいるとかなんとかSNSなどで高齢者ドライバーへの批判がなされていると書かれていました。

 事故をおこした高齢者ドライバーは元高級官僚でその後大手企業の経営幹部を努めたりした方なので、たぶん収入も多かったでしょうし、高額の年金をもらっているだろうと想像できます。そのような立場の人は日本国民のなかでもほんの一握りであり、大多数の国民は働けど収入は増えず生活は苦しく、年金も豊かな老後をおくることができるような金額が支給されているわけではない。そこでひがみっぽく「上級国民」ということばを使って批判しているのだと思います。

 私も最初読んだ時にはなるほど面白い言い方をするなあと思いましたが、なんとなくいやな感じもする言葉だなあと感じています。確かに社会的に上層部の一員だった方ですが、生まれが豊かな資産家だったり企業家だったりしたのか普通の家だったのか、苦学したのかどうだか知りませんが、その方はその方として努力をして築いた地位でもあるわけで、もともと上級国民であったわけでもないかと思います。

 またその高齢者ドライバーの方が逮捕されていないことも上級国民だから逮捕されないというような言い方をされているようです。私は詳しい状況は知りませんが想像するにその方も怪我をして入院したりしていて、それに高齢ですから病院から逃げ出したりすることもないと判断されて逮捕されていないのだと思います。ですから怪我が一定程度の目途が付いたときには何らかの動きがあるだろうと思います。

 それにしても高齢者ドライバーが起こす事故というのは特に死亡事故はニュースでも取り上げられるので、運転免許の返上の問題などとからまって議論となっています。今回事故をおこした高齢者度ドライバーがどこに住んでいたかはわかりませんが、たぶん都心近くの住宅地に住んでおられたのだろうと思います。そのような場所に住んでいたとしたら、はっきり言って車なんぞなくとも交通の便はいくらでもあるわけで、特にお金の面で問題もないでしょうからタクシーを使えばよいわけで、わざわざ車なんぞ運転する必要はなかつたと思います。

 しかし、それは都心に住んでいる人に言えることであって、地方の過疎の町や村に住んでいる高齢者にとっては買い物やら日常生活の足として車は必需品だろうと思います。ですからなかなか運転免許を返上できないという現実もあると思います。

 この高齢者ドライバーの交通事故の問題は解決策があるわけではないのでこれからも交通事故が起こることが予想されますが、交通事故で怪我をされたり亡くなったりというと、もともと想定していたことではないので当人やそのご家族にとってはとても負担になります。私が経験したちょっとした交通事故でもそれを感じたわけで、交通事故を起こさないようにドライバーの方々は一層注意をしていただきたいですね。



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