トーネードの無職生活

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東芝がますます大変なことに

2017-02-14 12:30:00 | 日記
 私が就職活動をしていた時、もう30年ほど前ですが、その頃就職したい会社のひとつが東芝でした。総合電機三社ひとつで安定しているし社風も良いという話でした。

 ところが、ここ数年の東芝は粉飾決算から始まって、原子力事業での多額の損失ということで、あの大企業の東芝が債務超過になるという瀬戸際です。確実に利益を生み出していた医療関係の事業をキヤノンに売却したり、家電事業を中国の企業に売却しました。さらに稼ぎ頭の半導体の事業を分社化して株式の一部を売却して資金を確保しようとしています。

 私が就職活動していたころには想像もつかない事態です。本当に会社がつぶれるかどうかという瀬戸際まできています。以前でしたら大企業がつぶれると系列の会社や下請けの会社などなど影響が大きいので、つぶすにつぶせないという雰囲気がありましたが、今の時代は大企業であってもつぶれるのはしかたがなくなっています。

 このような事態に陥った直接の原因は粉飾決算によってリ会社の構造改革をしなかったことがひとつあると思います。確か日立は大赤字を出してたため構造改革を行い今では業績も安定しています。そして原子力事業を経営の柱に据えたという戦略の誤りということになります。

 確かに東日本大震災による福島第一原発の事故がおこるなんてことを事前に想定することはできなかったわけで、不運ということも言えますが、粉飾決算で信用を失った東芝の経営については、なんとなく知られたくない事実を隠そうとするように見えてしまって、抜本的な改善をはかることができない企業というイメージがついてしまいました。

 さて、この苦しい状況を東芝は生き抜くことができるのでしょうか。それとも解体されてしまうのでしょうか。これからも注視していきたいと思います。


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