鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

春寒

2017-02-07 16:34:24 | 写真俳句

春寒や朝より滑るおやじギャグ

(はるさむやあさよりすべるおやじぎゃぐ)  

 

言ひ過ぎを悔いて寝る夜や春寒し

(いいすぎをくいてねるよやはるさむし)

 

春寒や言はずもがなのことを言ひ

(しゅんかんやいわずもがなのことをいい)

 


立春

2017-02-05 14:51:41 | 写真俳句

立春や何か忘れてきたやうな

(りっしゅんやなにかわすれてきたような)

立春を過ぎたとは言え、

雪国ではまだまだこのような風景が見られることでしょう。

 

立春や何時をもついて来る別れ

(りっしゅんやいつをもついてくるわかれ)

 

立春やふと懐かしきキャンディーズ

(りっしゅんやふとなつかしききゃんでぃーず)

 


節分

2017-02-03 15:41:04 | 写真俳句

豆撒やあざなふ如く鬼と福

(まめまきやあざなうごとくおにとふく)

 

七十を数へて酌まん年の豆

(ななじゅうをかぞえてくまんとしのまめ)

 

年の豆阿形の狛の口にかな

(としのまめあぎょうのこまのくちにかな)

 

 


囲炉裏端

2017-02-01 16:02:21 | 写真俳句

老犬と老いの二人居囲炉裏端

(ろうけんとおいのふたりいいろりばた)

故郷の峠の一軒家を思い出して詠みました。

 

北前の往時を残す囲炉裏かな

(きたまえのおうじをのこすいろりかな)

福井県南越前町の北前船主の館での一句

 

どっこいと祖母の粉ひく炉端かな

(どっこいとそぼのこなひくろばたかな)

在りし日の祖母を思い出しての一句です。