年暮るる

本年は皆様方からの温かいコメントを有難うございました。

28日より帰省しますので、当ブログは、これで、

今年の締めとさせていただきます。

 

チンドンの練りゆく街や年暮るる

幢舟さん宅でのしりとり５７５の参加句（推敲）です。

凍蝶の幕切れの舞ジンタツタ　　流星さん

↓

満天の星に祈りをジンタツタ　　　青萄さん

↓

サーカスの音の寒さやジンタツタ　　　鎌ちゃん

↓

チンドンの練りゆく音や年の暮れ　　　鎌ちゃん

↓

 チンドンの顔が泣いてる去年今年　　遊子さん

 

去年今年風は泣くやら笑ふやら

上掲の遊子さんの句に続く句です。

チンドンの顔が泣いてる去年今年　　遊子さん

↓

去年今年　風は泣くやら笑ふやら　　　鎌ちゃん

↓

雨降るな有馬記念の泣き笑ひ　　　遊子さん

 

　投稿句有難うございました。

                   電報を家族に送る鮪船　　　　　よしさん
 

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

《京都オフ会写真展のお知らせ》

先日の京都オフ会の参加メンバー有志による写真展を、

楽子さんのこちらのブログで開催しています。

12月一杯置いていただけますので、

宜しければ、お立ち寄りください。

 

 リンク→鎌ちゃんの写真短歌、かまちゃんの思い出写真集 、鎌ちゃんの写真日記

アフタークリスマス

世の闇を照らしサンタの鈴の音

クリスマスは、幢舟さん宅でのしりとり５７５で盛り上がりました。

幢舟さん、いつも有難うございます。

今回は、その中からの二句で、アフタークリスマスです。 

三山に闇迫りをり月氷る　　遊子さん

↓

世の闇を照らしサンタの鈴の音　　　鎌ちゃん

↓

鈴鳴らし猫のじゃれつく聖樹かな　　　流星さん

 

繋ぎたき希望の破片（かけら）聖樹かな

これはしりとり５７５の句を、推敲しました。

今井美樹の 「ピース・オブ・マイ・ウィッシュ」が浮かんで

この句になりました。

来年こそ、希望に満ちた良い年になりますように。

びいどろの破片ひろふ夜蕪村の忌　　　流星さん

↓

聖なる樹希望の破片（かけら）繋ぐかな　　　鎌ちゃん

↓

香を秘めて樹々のざわわや蕪村の忌　　遊子さん

 

　投稿句有難うございました。

　　　　　おらが風邪?これは全く世も末だ　　　よしさん

　　　　　　　　　　　　よしさん、どうやら快癒されたようですね。

 

《ＮＨＫ俳句講座（入門コース）コンクール入賞作》です。

以前に発表したものですが・・・・。

五月雨や舟歌響く最上川

 

《京都オフ会写真展のお知らせ》

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冬至、聖夜

不揃いの柚子に息災託しけり

色んな方々いただいた柚子です。

形、大きさは不揃いですが、有難いことです。

冬至の柚子風呂に浸からせていただきました。

また一年、息災で暮らせますように。

 

恋初めし思ひ届けむ聖夜かな

似合わない！！なんてブーイングが聞こえてきますね。

でも、この花、「初恋草」なんで、こうなちゃったのです。

それに、何となくサンタクロースの衣装に似ているでしょう？

恥ずかしながら、若い頃の思い出に返って・・・（汗）

幢舟さんのしりとり５７５にも参加させていただきました。

どの店も買ふ気を煽る聖歌かな　　流星さん

↓

恋初めし思ひ届けむ聖夜かな　　　鎌ちゃん

↓

忘れずに小さき聖菓を子に供ふ　　　流星さん

 

 

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裸木

裸木や不惑はとほに過ぎぬれど

不惑の年40はとっくに過ぎているのに、まだまだ惑いの多い私です。

 

裸木のなほ敢然と立ちにけり

 

投稿句有難うございました。

　　　　　　　裸木や曇天の空高く立ち　　　楽子さん

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雪の便り、寒紅

故郷の雪の便りや母如何に

楽子さんの「初雪や器挽く手も乾燥し」へのしりとり句です。

母へ電話したところ、30センチほど積もって、

一人で雪掻きをしているということでした。

この写真は、一昨年、故郷で撮ったものです。

 

寒紅や鏡に書くの「さよなら」と

ぼたんさんの「寒紅は　女一人を　輝かせ」の

「寒紅」を使ってみたくて詠んでみました。

もちろんフィクションです。

チャゲ＆飛鳥の「エピローグ」をイメージして詠みました。

 

 

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年の瀬、和泉式部

恋に生き逝きしをみなや実南天

京都府の京丹波町の府道４４４号線沿いに、

和泉式部終焉の地という標を見かけました。

和泉式部の晩年は、不詳のようなのですが・・・。

「実南天」は秋の季語ですが、ご覧の通りなので敢えて・・・・。

 

　投稿短歌有難うございました。

　　　　　　狂ほしき人を癒せる泉には
　　　　　　　　　　今も絶えざる紅葉葉の敷く　　　　よしさん

 

新しき前掛け地蔵の年の暮れ

前掲の標に隣接して、西岸寺というお寺がありました。

そこにおわしますお地蔵様です。

 投稿句有難うございました。

　　　　　　　　働き手 煤逃の右向け右へ　　　青萄さん

 

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田舎の朝

物の怪の宴は果てぬ冬の朝

先日、法事のために、妻の実家に帰ってきました。

早朝、障子を開けると、こんな風景が・・・・。

 

老骨に鞭打つ過疎や大根引き

妻の母が、八十八の老体に鞭打って育てた大根です。

　投稿句有難うございました。

　　　　　　　　冬の里静かに枯れて行くようで　　　　よしさん 

 

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川端康成旧宅、落ち葉

康成の青春ありき冬黄葉

大阪府茨木市は、川端康成が育ったところです。

早く、父母に死に別れた康成は、この地で祖父に引き取られ、

豊川尋常高等小学校（現在の茨木市立豊川小学校）に通い、

大阪府立茨木中学校（現在の大阪府立茨木高校）に通いました。

私が勤務していた学校のすぐ近くに、育った旧宅があります。

この写真は、その旧宅の近くでの撮影です。

関連過去記事です。

 

落ち葉踏む　地の温もりの仄かかな

この写真は、以前にも使った、メタセコイアの落ち葉です。

それに、改めて句をつけました。

 　投稿句有難うございました。

　　　　　　　料亭の値段の内か敷松葉　　　　　よしさん

 

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京都オフ会（その６）

《お知らせ》

１１日より１３日まで留守にいたします。

訪問できませんので、ご容赦ください。

 

湖国よりはるばる冬の疎水かな

京都南禅寺に見られる水路閣は、

琵琶湖から京都に引かれている琵琶湖疏水の一部です。

このように、はるばる琵琶湖から京都へ流れてきています。

 

先人の意気の水路や照紅葉

「照紅葉」はもう季節はずれなのですが、照らしたかったもので・・。

 投稿句ありがとうございました。

　　    トンネルを抜ける間も無し雪起し　　  よしさん

　　   転寝の旅の列車の雪起し　　 よしさん

 

ＮＨＫカシャッと一句！フォト５７５のはずれ作品より、

眠らせるのが悔しいものを掲載します。

今回は、提供された写真に一句を添えるものです。

猫の手も借りてもらえぬ不況かな

                                                      冬ざれや企業が一つ閉ぢにけり

                                           冬ざれや事業仕分けの余波及び

まさかと思うものが入選し、これはという自信作は、殆ど落選でした。

この３句は自信作だったのですがね・・・・未練未練・・・

 

 

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なお、私自身の作品は、永観堂はこちら、

その他はこちらに整理しましたので、

こちらもよろしければお立ち寄りください。

 

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大雪（たいせつ）

スタツドレス履きて大雪（たいせつ）備えけり

12月7日は、二十四節気の一つ「大雪（たいせつ）」だったと

教えていただきました。

それを狙ったわけでもありませんが、

年末の帰省に備えタイヤを履き替えました。

早速、週末には、法事のための帰省なんです。

 

老紅葉　未練糸引く縁かな

以前に、他の句でアップした写真ですが、

今回、新たに、この句をつけてみました。

この紅葉は女郎蜘蛛に未練を残して

落ちるのをためらっているように見えまして・・・・。

 

　投稿句有難うございました。

　　　　　　　　　雲走る布団首まで月兎　　　よしさん

 

今回、オフ会シリーズは休みましたが、次回もう一度、お付き合いください。

 

 

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なお、私自身の作品は、永観堂はこちら、

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