鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

行く春 その3

2008-04-29 11:21:54 | 写真短歌・写真俳句

野遊びや あなたの姿だけを追い

 

 

このムクドリ、野原でかくれんぼしているように見えます。

若い頃、仲間たちと遊びに行った時を思い出しました。

 

 

 

 

さよならも言えず踊り子 別れ春

 

 

今回の、ヒメオドリコソウは、百恵ちゃん役をやっています。

「踊り子」といえば、いわずと知れた「伊豆の踊り子」。

三浦洸一さんの歌った歌を思い出します。

「さよならも言えず 泣いていた

私の踊り子よ ああ船が出る・・・・」

顔は、三浦洸一さんに似ていると言われた昔もありました

 

 

 

 

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行く春 その2

2008-04-27 08:36:36 | 写真短歌・写真俳句

ナルシスや花を違(たが)えて惜しむ春

 

 

 この写真では、他の句を詠んでいたのですが、

見ているうちに、だんだんギリシア神話のナルシスに見えて・・・・。

ナルシスは泉に写る自分の姿に恋焦がれて、

満たされぬ思いに、やつれ、とうとう死んでしまうのです。

そして、その後には水仙の花が・・・・のはずだったのですが、

この写真では、ナルシスは何を間違えたか、

菜の花と一緒に写ってしまいました。

 

 

 

 

懐かしき歌ありて姫踊子草

 

 

姫踊子草・・・・これは季語にはないようなのですが・・・。

「踊り子」というと、思い出す歌があります。

シンガーソングライターの村下孝蔵さんの歌った歌です。

村下孝蔵さんといえば、コマーシャルでヒットした

「初恋」が知られています。

自分の声とそっくりだったこともあって、好きになり、

カラオケでも、「踊り子」をよく歌いました。

1999年に、46歳の若さでなくなりましたが、

彼の歌は今でも大好きです。

 

 

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行く春 その1

2008-04-25 10:15:53 | 写真短歌・写真俳句

遅き春花咲き競う山里に

 

初夏の便りのこいのぼり舞う

 

 

我が茨木市の山里、見山地区。(2007年の撮影)

ここは、市内でも春の訪れが遅いようで、

桜、ゆきやなぎ、菜の花など、春の花が咲き乱れる中、

初夏を告げる鯉幟が泳いでいました。

関連ホームページ

 

 

 

春の野に愛の賛歌の聞こえけり

 

 

一昨日、近所の河川敷の撮影です。

この鳥は、ムクドリでしょうか。

草原で、たくさんの仲間が餌を啄ばんでいました。

その様子をパシャリ!

この姿、フランスのシャンソン歌手、

エディット・ピアフさんの歌、

日本では、岩谷時子さんの訳詞で、

越路吹雪さんが歌った「愛の賛歌」を、

春の野で熱唱しているように見えました。

私のの十八番です。さあ、歌いましょう。

「あなたの燃える手で あたしを抱きしめて 

ただ二人だけで生きていたいの・・・・・」

 

 


チューリップ

2008-04-23 09:52:22 | 写真短歌・写真俳句

翳りなき子らの声あり園の春

 

 

新学年・・・・・・、

小学校では、ピカピカの一年生を迎えていることでしょう。

どの子も、穢れを知らない瞳で、輝いています。

今の日本、この子達の瞳を曇らすことが溢れています。

いじめに、非行、挙句はは殺人・・・・

いつの間に、このようになってしまうのでしょうね。

この子達の瞳が曇らないようにとの願いを込めての一句です。

 

 

 

 

 

牡丹百合 乙女揃えばかしましく

 

 

チューリップは牡丹百合とも呼ばれるのですね。 

乙女たちの、かしましいおしゃべりが聞えてきます。

特に、大阪の乙女たちは、パワフルですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


つぐみ

2008-04-21 10:48:14 | 写真短歌・写真俳句

待ち人や 後姿の春の愁

この鳥はつぐみでしょうか。

300mmの望遠レンズでの写真(三脚なし)を、

更にトリミングしたので、写真は、恥ずかしい出来になりました。

何となく哀愁をおびたこの後姿に、

来ぬ人を待つ、寂しい男(女?)の姿を重ねてしまいました。

 

 

 

 

リラ咲けり 妻の満面笑み添えて

前々回の記事でお隣のリラの花を紹介しましたが、

妻もこれを欲しがり、苗木を買い、鉢植えで育てました。

それが今年、やっと咲きました。

妻は喜び満面の笑顔・・・・命じられて撮影しました。

 

 

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散る桜 その2

2008-04-19 09:43:59 | 写真短歌・写真俳句

うたかたの消ゆる如くに散りし花

よどむ水面をしばし彩る

先日撮影した写真に、旧作の短歌を添えました。

桜の花の命は、生まれては消えるうたかたのようです。

そのはなびらは、散った後も、しばらく水面を彩ってくれています。

 

 

いろはにほへとちりぬる桜花万華鏡

また言葉遊びになりました。

「色は匂えど散りぬる桜花・・・・」と

読んでいただければ、本望なのですが・・・。

「を・わ・か」のところを、「桜花」と入れました。

そのように読んでいただければもっと嬉しいです。

 

因みに、この写真は、次の写真を加工しました。

万華鏡のように見えませんでしょうか。 

 

 

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ライラック咲く

2008-04-17 08:56:51 | 写真短歌・写真俳句

磊落は似て非なるかなライラック

垣根越えきて我が庭覆う

駄洒落短歌になりました。すみません。

「磊落」と「ライラック」・・・・音が似ていても・・・・

ライラックの甘美な香は、およそ磊落とは程遠いイメージです。

でも、お隣の家のライラックは、仔細おかまいなく、

我が家の庭を覆って、甘い香を届けてくれています。

そこのところは、磊落なのかも・・・。

 

 

 

 

散るあれば盛る花あり 四方(よも)の春

散った桜の花びらのそばには、

今が盛りのタンポポとオオイヌノフグリが・・・

これぞ、現世の無常ですね。

 

 

 


散る桜 その1

2008-04-15 08:10:10 | 写真短歌・写真俳句

世の無常諭す法話や散る桜

妻の実家の法事に行ってきました。

法師様の法話に、散りゆく桜を重ね思い、

現世の無常なるを思っていました。

 

 

 

咲けば空散れば水面の桜かな

 桜は、咲いては空を彩り、

散って後も、このように水面を彩って、

私たちを和ませてくれました。

これも、御仏のお慈悲なのでしょうか。

 

 

 

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金網越し

2008-04-10 08:35:25 | 写真短歌・写真俳句

自由とは無くして気付く 春の夢

近所の町工場の金網越しに、水仙が頭を出して咲いています。

それは、まるで自由になりたい!と叫んでいるようです。

当たり前のように思っている自由のあり難さ。

実は、世界には、自由を求めている人々が、

たくさんおられることを忘れてはいけませんね。

 

 

 

町工場の悲鳴聞くかなつくづくし

長引く、円高・経済危機・・・・

中小企業には特に大きな打撃になっています。

金網越しに、苦しい叫びが聞えるようです。

 

 

             

     お知らせ:本日(10日)より、数日間留守にします。

        その間コメントが遅れますこと、ご容赦下さい。

 

  

    

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京都の桜 その3(知恩院)

2008-04-08 16:40:04 | 写真短歌・写真俳句

鶯を鳴かせて歩く古刹かな

知恩院の桜です。

知恩院と言えば、歩くと鶯の鳴き声がする鴬張りの廊下。

今回は、修復作業中とかで、一部しか歩けませんでした。

でも「ケキョケキョ」の鳴き声は確かに・・・・。

 

 

 

この先に浄土のあるや桜道

知恩院は、法然上人を開祖とする、浄土宗の総本山。

この、桜の階段を登ると・・・・。

 

 

 

最後に・・・・鴨川の枝垂れ桜です。