待春や今更慌てふためかず
(たいしゅんやいまさらあわてふためかず)
ねんねこや乳離れ遅き子でありき
(ねんねこやちばなれおそきこでありき)
自分の乳児期のことです。
もっとも、こんなに可愛くはなかったですが???
1月の写真俳句を、 デジブック と アルバム にまとめました。
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1月21日~31日のつぶやき俳句を自選32句にまとめました。
咳一つ噂話が止みにけり 咳一つ噂の主が現れて
咳一つ浅田の演技の始まりぬ 壁に耳あり秘め事の寒の影
われ思ふ故にわれあり寒の影 惜別のラストシーンや寒の影
黄泉よりの声と聞きけりく寒き風 寒き影我が実存の如何なるや
隼の眼や病める我が目にも 隼や老いてまあるくなりし我
隼のごと反骨の火種かな 隼の人の意射抜く如きかな
更ける夜やほろりと崩る榾火灰 榾火灰崩れ火種のまた盛り
いにしへの風吹く里や春を待つ 老いママと二人酌む酒寒鮃
魚屋の威勢よき声寒鮃 店街の魚屋寂れ寒鮃
童女のあだ名されけり寒鮃 ねんねこや義母の存外重きこと
ねんねこやエスエル音の子守唄 ねんねこや気比の松原波の音
ねんねこや美人看護師打つ麻酔 天神の巫女の裳裾や寒の梅
光秀の治めし丹波寒の梅 寒梅や天神様へ辿る道
寒梅やお初天神百度石 快挙なるSTAP細胞春隣
老犬の吠ゆも敵わず冬深む 別れ唄心に吹きて冬深む
暮の冬日毎高まる瀬音かな 客の来ぬ洋装店や冬深む