基本的には施行条件がほぼ変わらず(1996年は雪でダート開催)、
この時期の伝統の3歳牝馬によるマイルのオープン特別戦である、
エルフィンSにサクヤ姫がチャレンジしました
勝ち馬には、
'89 シャダイカグラ(桜花賞)
'90 アグネスフローラ(桜花賞)
'91 イソノルーブル(オークス)
'97 キョウエイマーチ(桜花賞)
'98 ファレノプシス(桜花賞、秋華賞、エリ女)
'05 エアメサイア(秋華賞)
'07 ウォッカ(ダービー、ジャパンC、天皇賞(秋)、安田記念、ヴィクトリアM)
'09 レッドディザイア(秋華賞)
'11 マルセリーナ(桜花賞)
後のG1馬たちの名がズラリ
他にもマヤノジョウオ、シェイクハンド、サイコーキララ、チアズメッセージと、
G1には届かずとも重賞ウイナーとなった馬も多く、出世レースとなっています。
このレースには4年前に愛馬オーラム嬢も挑戦したことがあるんですけど、
その時は残念ながら掲示板止まり(5着)でした。
ずーっと3番人気だったんですが(約30分前で4.8倍)、
最後急に売れたのか最終的には3.7倍の2番人気だったようです。
馬体重の変動はあまりなく前走からマイナス4キロで一安心
これまでディープ牝馬の愛馬ブリエ嬢やアランダ嬢が馬体維持で苦労している点を鑑みると、
サクヤ姫のデビューからの、
462キロ ⇒ 462キロ(±0) ⇒466キロ(+4) ⇒ 462キロ(-4)
というこの安定感は素晴らしい
2戦目は東京遠征してでの変動なしですし。
もちろんもっと成長して欲しいという点では、更に増えていってくれると尚良いんですけどね
パドック登場
今回もパドックではメンコを装着。
1周目はキョロキョロというほどではないけど、
回りの雰囲気を伺うかのような感じのサクヤ姫。
ただこれまで赤松賞を除いて現地で私が見たパドックの中では、
凄く落ち着いていたというか、一番雰囲気良かったんじゃぁないかなぁ
ただ1周目だけですけどね
それでもチャカツキ具合はこれまでと比べると減ってると思います。
前の捌きも後ろの踏み込みもしっかりしていたように思います。
かなり贔屓目ありの視点からですけどね
CWで最終追いが出来ているように、徐々にパワーアップしつつある馬体。
今後暖かくなるにつれ坂路で更にパワーアップしたいところ
現時点での馬体を見る限りはやはりマイル寄りなのかな
ただ3歳時はまだ決めつけないで、いろいろ可能性を試して欲しいところ。
血統的には全姉がオークス2着しているように長めもイケるはずですし。
この時期だけに、
首回りや、
腹回りを見ていると、毛艶がピカピカというわけにはいきませんが、
体調も悪くなさそうですし、
覇気もありそうです
目の輝きも問題なし
横断幕とサクヤ姫
変わらず尾っぽに蹴り癖サインのリボンをつけています
そうそう今日のサクヤ姫で一番気になったのがですね、
こちら
べろ~ん。
ペロ。
べろ~ん。
べろ、べろ~ん。
っと、ずっーーーーと、舌を出して遊んで?ました
何か口回りで気になることがあるのか
この様子をずっと見ていて流石に、
あれ~今日はお遊びで本気だしてくれなかったりするのかなぁ
っと少し不安にはさせられました。。。
これが気分的に余裕があるからなのか、
真面目になってないだけなのかの判断がつかなかったし
サクヤ姫 「何よ悪い」
サクヤ姫 「小さいこといちいち気にするんじゃないわよ」
とまーれー。
今日も先生の姿は見受けられません。
ここからは二人で曳きます。
パドックでの鞍上の騎乗はなく、気合も入りテンションアップさせ、いざ出陣
本馬場入り。
このあたりからもテンションアップ中
いつも通り雰囲気なれの為か馬場入場後すぐに返し馬に入るのではなく、
ゴール板過ぎまで歩いていくんですが、
今日は少し歩くと後ずさりが始まり、
仕方なく?そこから返し馬へ。
まぁ。
問題ないでしょう
きっと。。。おそらく。
レース前からテンションが気にならなかったというのはウソですけど、
後入れの偶数番で最後の方のゲート入りでしたし、
ゲート内でもおとなしくしているように見えました
そしてスタートも悪くなかったですよね
ポンっと出たんで今日はそのまま先団での競馬かなぁ。いいんじゃない。
っと思っていたら、抑えているってほどではないんでしょうけど、
戦前祐一が言っていた通り、溜めに徹するような競馬でやや後方へ。
この日のレースはそんなに後方から届く馬場には思えなかったんで、
ちょっと不安にさせられるレース運びでしたが、
まぁ頭数も手ごろで京都の外回りだし直線不利はないかなと思い込むことにし、
期待感と不安感交じり合う感覚で3コーナーまで見守っていました
3コーナーから4コーナーにかけての坂の下りは良い感じで進出し、
直線入口は不利なく外目を回すことが出来たし、
最後直線トロワゼトワルの抜け出しで、追いつくか
デムーロがお得意の内からスクってきたりもしていましたが、
ガンバレ サクヤ
差せーーー!!
の声に応えて最後はノーブルカリナンも差して1着でゴールイン。
写真撮るつもりだったのに応援に力入り過ぎて、
最後までドキドキのレースだったし、1枚も撮ってません
今年の愛馬初勝利であり、オープン特別勝ち
そして何より桜花賞への道が見えてきた重要な勝利
ほんと見事に出世レースを制してくれて、未来を切り開いてくれました
上がり最速といえど時計的には目立つものはないんですけど、
何よりも勝つことが大事なんです
検量室前で息がやや上がり気味の馬服を着せられたサクヤ姫を見守りつつ、
よく頑張ってくれたと心から感謝しつつ、わたし自身久しぶりのウイナーズサークルへ
昨年4月のリーガルくん以来なんで約10か月ぶり。
口取りではサクヤ姫がやや落ち着かないのか、立ち止まることができなくて、
祐一も恐る恐るサッと関係者写真を撮って、
長々とかかってサクヤ姫に負担になるのは嫌だったし、
わたしたちもサッと横にならんで、すぐに撮影を終わらせました。
寒かったんで表彰式は淡々と流れて終了。
いや~でもほんと嬉しい勝利でした
レース後コメントにある通りまだまだ未完成な部分が多いサクヤ姫なんで、
そういう意味では伸びしろも見込めて、あと2ヵ月あるし期待感があります
もちろんサクヤ姫への期待はもっと先だとも思っていますが。
このまま本番まで何事もなく順調にいって欲しい
本当に今日はありがとうサクヤ姫
2回京都3日 | 10R | エルフィンS | 芝1600m | 天候:曇 | 芝:良 |
着 順 |
馬名 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 推定 上り |
馬体重 | 単勝 人気 |
|
1 | レッドサクヤ | 牝3 | 54.0 | 福永祐一 | 1:35.6 | 35.4 | 462 | -4 | 2 | |
2 | ノーブルカリナン | 牝3 | 54.0 | M.デムーロ | 1:35.7 | 1/2 | 35.9 | 442 | -2 | 3 |
3 | レッドランディーニ | 牝3 | 54.0 | 浜中俊 | 1:35.8 | 3/4 | 35.5 | 442 | ±0 | 5 |
ハロンタイム | 12.1 - 10.6 - 11.6 - 12.6 - 12.6 - 12.1 - 11.7 - 12.3 |
上り | 4F 48.7 - 3F 36.1 |
3コーナー | 6(2,3)-11-(8,5,12)-(7,10)(1,9)4 |
4コーナー | 6(3,11)(2,12)(5,10)8(7,1,9)-4 |
10:愛馬(勝ち馬)
コメント
福永騎手スタートはうまく出ましたが、前がやりあいそうでしたから。 無理に出していかずに、中団から競馬をしました。 今日も道中はハミに乗っかりながら走っていましたし、直線はソラを使うようなところもありましたが勝ち切ってくれましたからね。 前走を使って状態は上がっていましたけど、今の完成度でこれだけ走れるのですから大した馬です。 ポテンシャルの高さと奥を感じました。 これで桜花賞へ向かうことができるでしょうし、勝つことができて良かったです。 |
2/4 追記
『桜へ』『桜に新星誕生』この言葉が興奮高めてくれます
女の仔に出資したからには一番夢見る舞台ですからね
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