○母&母系解説(Family Story)
日本の名門一族に連なる母は、競走馬として抜群の安定感示す
3歳2月に競走馬デビューした母アドマイヤリッチは、5歳6月に1000万下フィリピンTを勝ち上がるまで、16戦5勝2着3回3着5回、掲示板をはずしたのは、わずか1回だけという、安定感抜群の成績を残しました。その後、準OPでは、クラスの壁に突き当たるところも見られましたが、7歳1月の準OP特別雅Sで6つ目の勝ち鞍をマークしています。7歳春から繁殖牝馬生活を開始。2006年に、初仔となる、父キングカメハメハの牝駒レティセラを産んでいます。そのレティセラは公営川崎で勝ち鞍をマーク。そして、父に再びキングカメハメハを迎えて誕生した牝駒が、アドマイヤリッチ10ということになります。すでに、父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスの組み合わせからは、ローズキングダム、トゥザグローリーらが登場。現代の日本生産界を代表するニックス配合となりつつあるだけに、アドマイヤリッチ10に対する期待は、否が応でも高まってきます。
母系は、遡ると菊花賞馬ダンスインザダーク、オークス馬ダンスパートナーと同じファミリーとなる現代日本の超名門。曾祖母キーフライヤーの一族からも、2005年にG1天皇賞・春を制したスズカマンボが出ています。また、OP特別伏竜Sに勝ち、G1ジャパンダートダービー5着の現役馬トーセンアレスは、アドマイヤリッチ10の叔父。活躍馬を次々と輩出している母系は、当然、アドマイヤリッチ10のセールスポイントにもなります。 |
2011年12月
2012年2月
2012年3月
2012年5月