ゆるゆる馬主日記

Record of my favorite horses

ブレンダ12 募集時情報

2006年01月17日 | レッドルグラン

○母&母系解説(Family Story)

優秀な母系と実績ある配合パターンが魅力のスター候補

米で生まれ、日本で競走馬となった母ブレンダは、2歳9月に札幌D1700mで争われた新馬戦でデュー。
後にG1馬となる2着ジョーカプチーノに続く3着に入り、地力の高さを示しましたが、結局の一戦だけで現役を退きます。
繁殖牝馬としては、初仔となる現役馬マリアローザ(父フジキセキ)出産。
そして、父に幅広い強豪産駒を送り出す一流種牡馬シンボリクリスエスを得て誕生した第2仔となる牡駒が、ブレンダ12です。
ブレンダ12には、根幹種牡馬ヘイルトゥリーズン4×5というインブリードが施されていますが、このパターンのクロスを持つシンボリクリスエス産駒からは、2013年G1皐月賞、G1ダービーでともに2着したエピファネイアが出ているだけに、ブレンダ12にも、クラシック戦線における奮闘が、大いに期待されるところです。
母系は4代母の名を取り、バラード呼ばれる世界的名門。
G1戦を4勝し、米最優秀古牝馬にも選ばれたグローリアスソング、G1ジャンC、ドバイワールドCなどを制したシングスピール、G1ハリウッドターフCS勝ちのスライゴーベイ、いずれも種牡馬として成功したラーイ、セイントバラード、デヴィルズバッグらが登場してきいます。
日本競馬への適性も極めて高く、G1NHKマイルC馬ダノンシャンティ、G2アメリカJCCなどを勝っている現役馬ダノンバラード、G2ダイオライト記念を制したフサイチセブン、G3TCK女王盃の勝ち馬レディバラードなどが同じ一族の出身です。

○配合診断

シンボリクリスエスにSadler's Wells=Fairy King全兄弟の血をもってくると、Hail to ReasonとNashua≒NantallahのニアリークロスになるためRoberto的な要素がオンになりやすく、ソーマジック、サトノネプチューン、サトノエンペラー、ニシノジャブラニ、ネオスピリッツと、パワーと機動力に富んだ脚質になりやすいのです。
エピファネイアがあんなにナスキロ柔い体質ながら、内回りの皐月賞やラジオNIKKEI杯でも器用に立ち回るのは、母系にSadler's Wellsが入ることでRoberto的な機動力もオンになっているからでしょう。
本馬の2代母フェアリーバラードはSingspielと4分の3同血(父が親子で母が全姉妹の間柄)にあたる世界的良血で、つまりシンボリクリスエス×Singspielのニシノジャブラニと近いイメージも描けますね。
洋芝や道悪や急坂に強いパワー型中距離馬で、一瞬の鋭い脚には欠けますが、内回り小回りで先行すればまず崩れない堅実型。
成長力にも富むでしょう。

○馬体解説

母ブレンダは7歳とまだ若いですが、本馬は馬体の各部に大物の母父ロックオブジブラルタルの特徴を伝えています。
四肢の繋の角度は芝向きで後脚も地面に対して寝た角度。
蹄の形も良く似ています。
歴史に残る追い込み馬だっただけに、脚元の造りが似ている本馬も瞬発力が見込めます。
現状では股関節が後側の深い位置にあるので重心は後ろ寄りに見せますが、体高の伸びと共にバランスが整ってくると、逆に踏み込みの深さが武器に転じます。
肩甲骨の角度は中長距離系の父シンボリクリスエスに近く、両親からバランスよく血を受け継いだことが想像でき、適性距離は性格がどちらに似ているかで変ってきます。


2013年10月


2014年1月


2014年4月


2014年6月


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