歓喜天とガネーシャ神~宗教とセックス 2012-05-11 | review この本を読んだ動機は、宗教とセックスとの微妙で密接な関係を考えてみたかったからだ。 歴史の古層において、宗教行事や祭礼の目的は子孫繁栄や農耕・牧畜の豊穣を祈願することであり、生殖行為が直接又はシンボリックに表現されていたはずである。日本の神道やその深層の土着的神事にはその気配が濃厚である。 ところが、キリスト教に典型的に見られるように「聖なるもの」が純化されていくにつれ、セックスは排除されていく . . . 本文を読む