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確か諏訪内晶子のデビューCDで、ブルッフ(1838-1920)のコンチェルト第1番とスコットランド幻想曲の組み合わせです。もう彼女も10年にもなるんですね。ブルッフって人はこの2曲が有名なんで、ヴァイオリニストだって勘違いして、それにしちゃあ、パガニーニよりかはましなオーケストレーションするじゃんって思ってました。今回、これを書くためにラーイナーノーツを始めて読んで、へえシンフォニーを4曲も書いてる人なんだって知りました。日本語の解説がついてるのって激安盤がないからほとんど買わないんですが、これはジャケ買いwしたんですね。
オケの鳴らし方って意味でも、自由な発想って感じでもスコットランド幻想曲の方がいいですね。序奏を含めて5楽章もあるし。どの楽章もスコットランドの民謡を使ってるみたいですが、印象が強いのは序奏の次の第1楽章と最後の第4楽章でしょうか。私としてはしっとりとした第3楽章が好きですけどね。
諏訪内晶子の演奏は、当時かなり話題になったのでうまいもんだとは思います。デビュー盤としては。ハイフェッツなんかと比べちゃかわいそうでしょう。彼の演奏ってむずかしいところほど軽々と弾くし、あそこまで技巧が冴えわたると官能的って言っていいほど、気持ちいいですから。やっぱり音楽って耳で聴くものですねw。