今日はヴァレンタイン・ディなんでネタにしてみましょう。森永製菓が行った「父と娘のバレンタイン意識調査」を見ると、このお菓子業界最大のイヴェントの現在の状況、つまり愛の告白から義理チョコを経てどう進化?したかがわかります。
この調査は娘を持つ30代から60代の男性412人と未婚の10代・20代の女性620人から訊いたものです。最初の見出しで「今年は『友チョコ』に続き、『パパチョコ』ブーム!? 本命の次に贈りたいのはお父さん!!」とメーカーらしく煽ってますが、確かに調査結果を見ると「へえぇぇぇ」となりました。
まず、父親に訊いた結果です。「誰からバレンタインチョコを貰いたいか」を複数回答で答えてもらったところ、72.6%が「娘から」、次いで「妻から」60.4%、「知人から」22.1%、「会社の同僚や部下から」12・4%、などなどという結果でした。家族からもらって何がうれしいのかなって思ってしまう私はもうこの時点でついていけてないです。
で、さらに「娘からのどんなチョコが欲しいか」に対しては45.9%の父親が「手作りチョコ」と回答し、「チョコ専門店で売っているチョコ」32.0%、「デパート・百貨店で売っている高級チョコ」28.6%などとなっています。まあもらうなら手作りがいいだろうし、調査したのが森永だからGODI○Aなんかより支持率が高くなるのもわかるかなって思っていたんですが。……
次が、じゃあお父さんたちはどの程度娘の手作りチョコをほしがっているのかを見るためのいくつかの問いに「はい」か「いいえ」で答えるもので、これはすごいです。
「本命の練習台でも良い」はい 88.1%
「妻からの指示で娘が持ってきた手作りチョコでも良い」はい 80.8%
「余り物の手作りチョコでも良い」はい 73.3%
「おこづかいやおねだりに応えてもいい」はい 68.0%
はぁ。泣かせますね。せつないですね。……だいたいこの設問を考えた人は父親世代なんでしょうか。だったらすごくいい人なんでしょうね。娘世代なんでしょうか。だったら悪魔ですw。
まあ、最近は住宅や生命保険のCMとかで父親に媚び媚びする娘なんていういかにも娘に弱いオヤジ狙いのがやたら多いなって思ってたんですけど。しかし、女王様に仕える下僕のような父親ばっかりでいいんでしょうかね。
次は娘に訊いていて、「本命以外で誰にあげたいか」との問いに複数回答で答えてもらったところ、57.9%が「父親」でトップです。おおー、せつない想いは通じてますねw。続いて「男友達」43.7%、「兄弟」31.8%、「自分」23.9%などなどで、会社関係や学校の先生・先輩なんかはずっと下です。あまり友チョコってないですね。……ま、本命の次かって喜んでるようじゃダメなんで、私がかつて物語の中で喝破したように「愛において2番目はない。nicht der Zweite in Liebe.」ですけどねw
で、じゃあ「どんな気持ちでお父さんにチョコをあげるのか」というと「日ごろの感謝をしたいから」53.5%、「喜ばせたいから」46.8%が多くて、「機嫌をとりたいから」8.9%、「チョコがあまるから」8.4%、「おこづかいが欲しいから」6.6%といった小悪魔系はあまり多くないんですね。よかったよかった。
でも、娘の手作りチョコの平均金額が827円なのに父親の娘へのホワイトデーお返しの平均金額は3752円で、なんと4.5倍です。つまり娘は安全有利な投資先だってちゃーんとわかっているはずです。まあ、相手が誰にせよお返しが大変だって話はよく聞くので、ヴァレンタインになんにももらえないのはよほど嫌われてるのかもしれませんけど。
ということで、この調査を見てると現代の家族の諸相までもが見えてくる気がします。気がしないかもしれませんが、それは気のせいですww
この調査は娘を持つ30代から60代の男性412人と未婚の10代・20代の女性620人から訊いたものです。最初の見出しで「今年は『友チョコ』に続き、『パパチョコ』ブーム!? 本命の次に贈りたいのはお父さん!!」とメーカーらしく煽ってますが、確かに調査結果を見ると「へえぇぇぇ」となりました。
まず、父親に訊いた結果です。「誰からバレンタインチョコを貰いたいか」を複数回答で答えてもらったところ、72.6%が「娘から」、次いで「妻から」60.4%、「知人から」22.1%、「会社の同僚や部下から」12・4%、などなどという結果でした。家族からもらって何がうれしいのかなって思ってしまう私はもうこの時点でついていけてないです。
で、さらに「娘からのどんなチョコが欲しいか」に対しては45.9%の父親が「手作りチョコ」と回答し、「チョコ専門店で売っているチョコ」32.0%、「デパート・百貨店で売っている高級チョコ」28.6%などとなっています。まあもらうなら手作りがいいだろうし、調査したのが森永だからGODI○Aなんかより支持率が高くなるのもわかるかなって思っていたんですが。……
次が、じゃあお父さんたちはどの程度娘の手作りチョコをほしがっているのかを見るためのいくつかの問いに「はい」か「いいえ」で答えるもので、これはすごいです。
「本命の練習台でも良い」はい 88.1%
「妻からの指示で娘が持ってきた手作りチョコでも良い」はい 80.8%
「余り物の手作りチョコでも良い」はい 73.3%
「おこづかいやおねだりに応えてもいい」はい 68.0%
はぁ。泣かせますね。せつないですね。……だいたいこの設問を考えた人は父親世代なんでしょうか。だったらすごくいい人なんでしょうね。娘世代なんでしょうか。だったら悪魔ですw。
まあ、最近は住宅や生命保険のCMとかで父親に媚び媚びする娘なんていういかにも娘に弱いオヤジ狙いのがやたら多いなって思ってたんですけど。しかし、女王様に仕える下僕のような父親ばっかりでいいんでしょうかね。
次は娘に訊いていて、「本命以外で誰にあげたいか」との問いに複数回答で答えてもらったところ、57.9%が「父親」でトップです。おおー、せつない想いは通じてますねw。続いて「男友達」43.7%、「兄弟」31.8%、「自分」23.9%などなどで、会社関係や学校の先生・先輩なんかはずっと下です。あまり友チョコってないですね。……ま、本命の次かって喜んでるようじゃダメなんで、私がかつて物語の中で喝破したように「愛において2番目はない。nicht der Zweite in Liebe.」ですけどねw
で、じゃあ「どんな気持ちでお父さんにチョコをあげるのか」というと「日ごろの感謝をしたいから」53.5%、「喜ばせたいから」46.8%が多くて、「機嫌をとりたいから」8.9%、「チョコがあまるから」8.4%、「おこづかいが欲しいから」6.6%といった小悪魔系はあまり多くないんですね。よかったよかった。
でも、娘の手作りチョコの平均金額が827円なのに父親の娘へのホワイトデーお返しの平均金額は3752円で、なんと4.5倍です。つまり娘は安全有利な投資先だってちゃーんとわかっているはずです。まあ、相手が誰にせよお返しが大変だって話はよく聞くので、ヴァレンタインになんにももらえないのはよほど嫌われてるのかもしれませんけど。
ということで、この調査を見てると現代の家族の諸相までもが見えてくる気がします。気がしないかもしれませんが、それは気のせいですww
そりゃあ、手作りの方が安くつくに決まってるでしょうが。その分手間と愛情が込もってるんですからね、お返しとの金額だけの比較はアンフェアでしょうw
いずれにしてもヴァレンタインも今や、私たちの世代がかつて経験したようなドラマは期待できないイヴェントになってしまったような気がしてちょっとつまんないですね。
作った側の時給をカウントすべしっていう主張は傾聴に値しますね。朝までかかったなんて美談だかドジ話だかはよく聞きますから。
私たちの世代がかつて経験したようなドラマって熱く語っておられますが、私にはそんなドラマどこでやってたんだって感じなんですけど