夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

a day in the life, looking for a residence

2016-06-26 | poetry

若い方の彼女とマンションを探しに行った
10分も歩かないうちに
遠いー
もうやだー
って、ご機嫌斜めになった

坂道を下ったところに物件があった
30分も話さないうちに
このおばさん終わってるー
ヒトの話聴かずにしゃべりまくってるしー
って、オーラが広い草原の向うの月のように立ち上っていた

お疲れさまってことで飛騨牛のすきやきをご馳走した
40分も経たないうちに
おいしかったー
伊勢丹のLiving Deadマジ邪魔ー
斧で前頭葉叩き割ってー
プロパンボンベ背負って、ジッポーで着火して焼いちゃえー
って、楽しそうに黒さ全開でグロい話をしてた

食後の一服をしに喫煙室に行った
5分ほどのタバコをふかしてるうちに
誰も来ないんだよー
Living Dead肺がん怖いのかなー
生き方間違えてー
死に方忘れたのかなー
って、いつまでも割り勘の勘定をしてるご老婆二人横目に悪口三昧してた

午後もう一軒だけ話だけ中古仲介業者のところに行った
35分くらい話してるうちに
言葉はぼくにー
目線はあたしにー
娘さん、10代ですか、若く見えますよってヤバくねー
割引販売かなー
って、ドンキでサンリオのスリッパ探しながら感想戦をやった

ぼくが福山の歌がボクサーのギターのリスペクトなのを歌って見せたら
カーペンターズのプリーズ・ミスター・ポストマンをきれいな声で唄ってくれた
ニューヨークのユダヤ人のネクタイがカメラのスパイとかー
リヴァプールの労働者の息子の目が覚めたらベッドから転げ落ちたとかー
そういう詩もとてもよく憶えている
ぼくたちが生きてるうちには








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