夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:妖精

2006-03-18 | poetry


    妖精

悪いな寝てないんだ
あなたは眼鏡越しに冷たく見つめ
あたしを邪険にする
学会が近いのは知ってるけど
研究室の隅に転がったカップラーメンが
あたしの胸を締めつける

あなたの頭の中は難しい数式と
発見への情熱でいっぱい
あたしが入る場所なんてないのかな
小さな妖精になって
白衣のボタンにつかまっていたいのに

もう春だよ
お弁当作るからピクニックに行こうよ
お花畑でお昼寝したら気持ちいいよ
あたし耳かき上手なんだから
きっといいアイディア浮かぶよ
そんなメール書いたけど
送信ボタンが押せないの



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