夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

ISILを喜ばせる人たち

2015-02-09 | news
ぼくは自己責任って言葉は好きじゃない。あいまいで、外延も内包も不明確で、定義論争になるだけで不毛だから。

それよりは他の政党やマスコミも言っている、「昨年から自国民が人質になっていることを知りながら、なぜ安倍首相は中東を訪問したのか。なぜイスラエルであのような演説をしたのか」という疑問(というより批判・難詰)の方が問題だと思う。
人道支援の是非ではなく、そのタイミングだけ問題にするのは簡単に言えば卑怯だ。
総理の中東訪問前に彼らは拘束されていたのだから、総理のせいではない。
ISILはただの思いつきで人道支援にひっかけて非難したんだろう。
それを鵜呑みにしてくれる人たちが多いと知って、テロリストたちはさぞや喜んでいるだろう。

ぼくは後藤さんが殺される前から、こう主張してきた。
テロには屈しない、ヨルダン政府が死刑判決を下したテロリストの解放を要請してはならない。その原則の下でできうる限りの努力をすることは当然だが、それが水泡に帰し、後藤さんが死ぬことになってもやむを得ない。そうした結果の責任はすべてISILにあると。
今も間違ってると思っていない。

ISILによる日本人人質事件で考えた、ジャーナリストの使命と「自己責任論」の先にある危険な風潮へのコメント



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