夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:ブルー

2006-07-26 | poetry

   ブルー

空が海になって
海が空になった日に
あたしは浜辺に行った
魚を咥えたかもめが舞い降りて
波の音が落ちてくる

空に手を浸すと
ミントのようにひんやりしてる
雲が流れてきて
あたしの瞳を横切って行く

砂時計のようなグラスに入った
カンパリ・ソーダがひっくり返ると
短い夏のにおいがして
太陽が透けて見える
海に吸い込まれていった



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2 コメント

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おお、季節先取り! (ぽけっと)
2006-07-27 00:03:38
本当はすごく暑いんだろうに、涼やかなものだけ感じる、これからの季節にオススメの四谷怪談みたいな詩ですねっ
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まだ梅雨明けしませんね (夢のもつれ)
2006-07-27 10:05:20
お題が涼しげですからねw。

……でも、この詩がかなり危ういものを含んでいるのも事実ですね。時々、書きたくなるんですが。
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