夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

今日聴いた音楽:アイヴズ・アメリカンジャーニーほか

2005-11-19 | music

○シマノフスキ弦楽四重奏曲第1番&第2番、ヴェーベルン弦楽四重奏のための緩徐楽章:カルミナ四重奏団
 シマノフスキについてこれといった印象がなかったんですが、この弦楽四重奏曲ではなかなか鋭い表現が聴くことができて、彼も20世紀の作曲家なんだなっていう当たり前の感想を抱きました。

○アイヴズ作品集・アメリカンジャーニー:マイケル・ティルソン・トーマス、サンフランシスコ交響楽団
 アイヴズについては以前の記事(4/23)に書いたような意味で、20世紀を代表する作曲家だと思っています。ほとんどの曲は聴いたことがあるものですが、マイケル・ティルソン・トーマスの整理のよい演奏で、改めて楽しむことができました。特に最後の「答えのない問い」は彼の通常の作品と違ってふつうの「現代音楽」に近いものですが、これほど意味深く聴いたのは始めてでした。

○コダーイ組曲「ハーリ・ヤーノシュ」、「孔雀」による変奏曲その他:デュトワ、モントリオール交響楽団
 コダーイを語るのにバルトークを持ち出すのは安直なんですが、早いテンポでの切れのいいリズム感は共通で、チャルダーシュのような舞曲が体にしみ込んだハンガリー人特有のものなのかなと思いました。極論ですが、拍子はあってもリズムのない我々とは対蹠的だなぁっていうのが正直な感想でした。

○シャブリエ「スペイン」、「田園組曲」その他、ルーセル「へ調の組曲」:パレ、デトロイト交響楽団
 「スペイン」の出だしの弦による跳ねるようなリズムがずっと前から大好きで、情感あふれる「田園組曲」とともに時々聴きたくなる作曲家です。ただずっと聴いていくとトライアングルの多用に見られるような安易な曲作りが気になってきますが。


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