カサコソと
風の音信
今朝の靄
夏の出口から秋の入り口へと
繋いで来た虚しさばかりの夜半の雨音
今日は聞えて来ない
今朝の靄に
オレンジの秋桜が明かりを灯しだし
秋への準備も整ったのでしょうか
秋と言えば、、、、、
文化芸術の集大成が意識し出す
扇風機の左右の風に
ふと忘れ物を思い出す
私の拙い今年の市民文芸の作品はどうなったかな
恥じらいながらも
安否が気になり始める
稲穂の屈みを待っている
鶯色の病夫の服を見て
春眠暁を覚えず
諸々帝鳥を聞く
鶯啼いて、、、、、
こんな言葉が頭を過ぎる待つ春は過ぎ
夏はどんどん抜け今は
燈火親しみむ秋
店頭で見つけた暖かそうな毛玉
今年も私の手は冬ヘと繋ぐ
そんな季が徐々に近づいて来る
冬ヘと繫ぐ毛玉