うつつかなる残暑の中
幾夜も幾夜
夜半の雨にあやされながら
今朝も眠りから覚めて行く
ふと目を擦ると
昨夕のポツリポツリと呟きのような
ドット模様を描いていた雨
秋への心変わりが伝わって来る
春は(^-^)はしゃぐ嬉しさに、、、、、
幾日幾日も続く軒下の雨垂れの音に促され
田所は水いっぱいの
青田のみどり
春起しを告げられた
通りの夏は既に抜け
喜びの陽に媚を得られた乾く田は
黄金色した稲穂の屈み
夏は抜けて
面影は未だ残暑の続く初秋の気温
暑さ寒さも彼岸から
北海道の秋は短い
みどり色した葉物はかたずけられ
夜半の雨音はブツブツブツと
土壌に深く眠っている根物に収穫を呼び掛ける
あの日の影を追ってみる
゛陽に焦げた繋ぎ蜻蛉の夕焼け小焼け彼岸へ急ぐ萩の道゛
゛縁側でオレンジ色の毀れ陽を拾い集めて物思いする゛
其処まで来ている
暖取る日に
ポターーブルストーブを
それぞれの部屋に準備して置きました
春ヘ傾きかけて来る雪路で触れた涙
あの時のポエムにページを捲って見た(^-^)
涙
冬の峠で、、、、
゛涙の数だけ強くなれるよ゛
世を渡る逆境の切なさを
涙を歌に取り換えて
春待つ若者達は
花一輪の咲く日の夢を
教えてくれる
小犬と散歩途中雪道で
出会いのような涙が寒風に触れ
零したことの無い涙を
紐に繋がれた小犬
誰の匂いか嗅ぎつけた
道端で拾った
人には語れない逆境
零した事の無い心が涙に変わって行く
この涙は
沢尻エリカとおなじ 種の涙で
押さえきれない、、、、
だが彼女は女優
゛マイクを持つ手が震えていた゛
゛否々゛
゛胸を張って来た゛
゛少女の頃からの生い立ち゛
゛人生の逆境に触れた゛
゛本当の涙さ゛
流した涙は
胸にかざられた真珠よりも美しい