今朝の自然はザラメ砂糖をふるいに掛けたように凍え立つ
鉛色をした寒国の空を仰ぎながら
北国の家々は
寒風に負けじと佇んでいる
22世紀に向かって
世の中も。。。。
自然も。。。。。
色々な問題を抱え込んでしまった日本
開放されたメデァから
民衆へ向かって聞こえて来る声は
何時も何時もざわめき立てていたが
これからの良い方向付にと
昨日、衆議院が解散した
忙しい忙しいと。。。。。。
雪の来る舗装の目の前
風に揉まれ破れながら
群れから離れ
駆け出してきた栬
拾って晩秋の陽に翳して見る
゛いろはにほへと゛
ひと夏過ごして来た道程が
葉形に繋がって来る
ディーサービスから帰宅して来る病夫を待ちながら
冬の入口は寒く冷たい
朱赤と篝炎をたいている栬に
お正月用にと窓辺りで
父が羊毛を紡ぎ母が編んでくれた
幼き頃の私のセーターのひと色
繋がって行く
あぁ。。。。。。あの頃は
歳月の流れを意識
確かあの頃の暮らし、、、、、、、
忍耐忍耐
それでも人々のバックには大きな自然が有った
季節を育み乗り越えて
花も実も木の葉も
そして夫も私も元気だった筈
視線は白妙の山々を潜りながら
里の方にと向きを返えてみると
そこはもう冬になっていた