もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

あの日 。。。。

2012-11-13 04:58:10 | Weblog

゛まあ綺麗゛その初々しさに

目を細め見とれた

あの日の俯いていた少女も

季節の風にあやされて

 今は軒下のドライフラーワー

 

゛春よ゛

゛春よ゛

目覚めの雨垂の音

窮屈であった茶封筒から開放放され

大空を仰ぐ

 

そよ風に促され

゛私ひなげしです゛

゛私コスモスです゛

金盞花、百日草のそれぞれが

葉緑の自己主張

その間合いを

夏風が蕾を抱かせ

陽は美しい花にと十色を添えてくれたが

今は物憂げな

軒下のドライフラワー

 

軒から引き寄せ手にすると

カラカラと風に爆ぜ゛

茜の空のビオロンの鐘の音

晩秋の空を駆け巡る

 

共に育んできた庭の園生

記念にと花束にして置いたが

季は寒々とした生まれ変わりの空白の充電期

ドライフラワーの鄙びた匂いが

心の残りの一年を引きずりながら

鼻先をスーッと抜けて行く

 

 

 


小春日和

2012-11-12 03:30:03 | Weblog

 

気温が0度に下がった朝

窓は蒸気で視線が届かない

内と外の気温の落差に

これから侘しい暮らしが始まると思うと

寒々と致します

゛寒い寒い゛と思いつつ

あの遠くのお店迄の道程に自転車を漕ぐ

 

凍えた雲の中に姿を隠していたも陽炎も

正午には太陽がいっぱい

居間の隅々迄も微笑みを返して来る

これが゛小春日和゛というのでしょう

 

花から花へと潜った沿道の秋桜

晩秋のひと日の呟きが

鄙びたさに変わって行く

 

秋桜は凍えた晩秋の空に

思い出を掻き集めるように花物語を連れて来た

 

 

 

秋桜

薄紅の秋桜が

秋の日を。。。。。

何げない日だまりに揺れている

この頃涙もろくなったわね

庭先で一つ咳をする

縁側でアルバムを開いたら

私の幼い日の思い出を

何ん度も同じ話を繰り返す

独り語とみたいな小さ声で

こんな小春日和の穏やかな日には

貴方のやさしさが滲みるて来る

明日嫁ぐ私に

苦労しても笑い話に

季は返えるよ

心配無いと笑って、、、、、

 

 

 

 秋桜

 

 



一つ屋根

2012-11-11 05:06:19 | Weblog

窓辺に近寄り

テーブルを囲んだ朝の食事

ボンポン

饒舌な舌を持つ夫に負けじと

トーストがポンポンと飛び跳ねる

その視線を追ってか

急に夫が

ハックション、、、、、ハッハックション、クション

今年もハクション大王のお通だ

そこのけそこのけを意識して

ハックションハックション

嫌な予感

風邪でも引いたのかな

それとも鼻炎

それとも夫の嫌な物でも食卓に並べたのかな

秋の終日

ベランダの陽が微笑みを返してくる

 

窓辺ではシンラメンの燃えるような赤

病気の夫を見守るように

ひと冬潜る篝火を焚いていました

 

 

因みに昨日は夫のハッピーバースディー72

ディーサービスさんから

娘夫婦、孫から

お気に入りの送り物を戴いて

゛幸せ゛ハッピーの日でした

 

 

 


この街

2012-11-10 03:45:36 | Weblog

 昨夕この街に吹いて来た

ヒュ~ロロ  

北風は冷たく寒い

 ゛ドンドン゛

綿帽子を被った北風小僧が外窓を叩いている

車庫の半開きのシャッター

ギーコギ~コ

この寒さに魘されている

寒いネ。。。。。。。。

もしかして(^-^)もしかして今夜は

玄関の前の

雪の妖精の戯れを

予想して

カーテンを捲ってみたが

舗装の雨に濡れた照りは

昨日と同じで変わっていなかった

 

こんな寒い日は

昨日買って来た棒タラで

ジャガ芋、人参、大根、牛蒡、玉ねぎ具だくさんの野菜を使い

大家族で

フ~フ~吹いて食べた

母の味噌汁を作ってごらん

寒さで虚しかった身も心も温まるヨ~

朝の気温が0度にならんとサ~

雪は来ない来ないのサ~

 

お店で出会った

北国の逞しいおばさんの独り言

北風は私の耳元で交わし吹いて行く

 

そうそう

この街から

飛びたって行く鳥の群れに手を振りながら

、、、、、、、

釧路からの旅路のホームレス生活に慣れた

旭川のフラミンゴ

安否を気遣ってみた

来春はきっと元気でこの街へ帰っておいで~

。。。。。。。。。

私の呟きに変わって行く

 

 

 


季節

2012-11-09 05:33:29 | Weblog

雪が来る前の沿道

 

黄葉、紅葉が通りの小径を埋めて行く

様々な葉脈から

ひと夏の経験を生んだ雄大なパノラマ

その葉も散って。。。。。。。(。-_-。)

晩秋の自然界

 

その中から炎を燃やしている椛のひと片を拾う

たちまち晩秋の陽は

メルヘンチックな幼い頃の情景を連れて来た

洗い場での母さんの真っ赤な手によく似た

あの日拾った椛

読みかけの本に挟んでおいたが。。。。。。。

本棚に視線を写し探してみる

色褪てしまった本がページを捲りだし

遠い山々から吹いて来る風の便りが

私の足元でハラリと止まった

あの日の母の姿は歳月の白妙の中

雪降る前の故郷の山が其処に姿を見せた

 

両親も肉親もだんだん途絶えてしまう

誰も居なくなって行く

病夫と暮らす一つ屋根

晩秋の燻りが人生の忘れたものを呼び起こし

 

視線は我が家の庭から

里の庭に繋がって

やっと冬の篝火を起こす鬼灯の温もりに変わっていた

 

 

 

 

 

 


アメリカ大統領選挙開票日

2012-11-08 04:51:31 | Weblog

 

今日のテレビは朝から地球の裏側の

アメリカ大統領選挙の結果の一日でした

 

アメリカが風邪をひくと日本もコホンと咳が出るとの経済に。。。。。

因みに昨日は夫の病検の日だったので

ついでに今年の風邪の予防に

インフルエンザーの予防注射を受けて貰い

私は私で、、、、、、、

セーターの下のブラウスを裏に返して着込んで置きました(^O^)

結果は民主党

forザピーピル

Ofザピーピル

byザピール

 

 

チエンジそしてファード゛前進だ゛

 若い英雄゛オバマ゛さん

今回も人種を超えた人々と若者層のハートを゛キュ゛っと掴んだ団結力

 

゛この暮らしの峠を超えたなら゛

゛幸せという暮らしが待っている゛

人々の歓喜の団結がテレビを通じて

地球の裏側に住んでいる私にも伝わってきました(^-^)

これからの四年間に期待したいですね

 

カーテンの外で

夜半の雨が編んで行く

朝迄繋ぐ雨は何色だろう

ブルーの色がワインレットに変わりグレーになって行く

私の編んだセーターの何気ない意図

不思議な心の紡ぎに゛ハッ゛とした

 

 

 

 


ノーべンバ-(^-^)

2012-11-05 05:58:36 | Weblog

病夫に低脳の珈琲を買って 来るように頼まれました?

何度も問うので夫を怒らせてしまった(ーー;)

通じないんだよな~

暫く考えましたが解りましたワ~(^-^)

そうか今月はノーテンパーだからか

左巻き右巻の真ん中通っての

あれだ。。。。。低加糖の?

何時もこんな調子の一つ屋根

 

 

11月4日寒空の下には

まだ雪は届いていません

 寒い寒い寒い

雪の待つ虚しい窓辺

゛雪が降る雪が降る゛

アダモの雪は未だ来ない゛

 

雪を待つ木の葉の路上のメロディーを口ずさんで見ると

ギーコギーコと油切れの私の自転車は

紅葉した落ち葉を踏み分け

忘れ物を探しに未だ彷徨っている

 

防寒着に手袋毛糸のマフラー

着膨れをした姿には、、、、、、

あの+30度前後の暑に燃えた猛暑の通りとは思えない

木の葉のさ緑は。。。。すっかり紅葉し裸木になっている

あの無彩色の向こう側には

新しい年を迎える為の-20度前後の寒波が潜んでいる筈だ

この寒さを潜るらなければ

新しい春夏秋冬の季節は生まれて来ない

あの山頂が緑に染まる迄の長い空白

七坂八坂九十九坂

今年も忍耐の季が来た