ここでは、森や湿地の縁に沿って、群生が観られる。
深い森にヒカリを散りばめたような、
可憐でうつくしいスガタは、
森を守る妖精が降りてきたかのよう。
(紫式部)シソ科(クマツヅラ科)ムラサキシキブ属。
日本、朝鮮半島と台湾に分布。
山野の林に生育。
花期は6〜8月。高さ3mくらい。
名の由来、紫の実が敷きつめられた「紫敷き実」か
「紫茂実」のようで、「源氏物語」紫式部との関連はなかったが、
いつの間にか訛ったよう。
ヨツスジハナカミキリ
(四条花天牛)カミキリムシ科ハナカミキリ亜科。
出現期 6~8月。体長約20mm。
模様は蜂に擬態。勿論、身を守るため。
「天牛」は、中国名、触角を牛の角に見立てた。
カノコガ
遠い、かすかな記憶がよみがえる。
蜂に擬態したスガタ、
うつくしいオーラにつつまれている。
(鹿子蛾)チョウ目ヒトリガ科(カノコガ亜科)。
日本、東アジアに分布。
3~4cmくらい。
6月と8月下旬~9月の年二回観られる。
昼行性。
2018/6/1 撮影。
アーカイブ。
10月中旬。