チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

広島に移って4ヶ月:挨拶と決心

2007年07月30日 15時15分08秒 | Weblog
広島からのお誘いを受けたのが昨年の5月末。それまでの生活に変化を求める気持ちが働いたのでしょうか、飛びつくように移住を決めてしまいました。

4月にやってきた広島は、何もかもが目新しく、都会生活に慣れた自分にはカルチャーショックの連続ですらありました。最近はちょっと疲れ気味で、故郷を懐かしむことが増えています。

かつての職場とは違い、同僚との付き合いも薄く、夜の付き合いもほぼ皆無。学生との交流も今のところほとんどありません。これは寂しいものです。自由を求めてきたのですが、人と人とのつながりで生かされている自分を改めて知りました。

病気になったらどの医者へ行けばよいか、困ったときは誰を頼ればいいのか、といったことがすべてわかっていた故郷から出てきてしまった不安は正直言って大きいのですが、何とかなるさ、の楽観主義で生きていきたいと思います。

しかしそれでも、広島の良いところもこれから次第に見えてくることでしょう。何より研究時間が豊富です。まずは、秋に東京で引き受けている公開講演と、恩師への献呈論文1本。そこに全力集中。

写真は、研究室からの風景。雨の日に撮ったので暗いです。今度は晴れの日の写真をアップしましょう。