初めてスイスに来た10数年前にはなかったのが携帯電話。日本でもその頃は普及はしていなかったはずだから、とくにスイスが遅れていたわけではないと思いますが。
今回はやたらに携帯電話が目につきます。電話が目につくというより、電話で話している人間が目につくわけで。毎日のように見るのが、トラム(市電)の中で大声で電話している人。本当に大きな声で話しています。トラムの中だから聞こえにくくて、自然と大声になるんでしょう。非常識な、と思うのですが、周囲の人は気に留める様子もありません。あまりこういうことで他人に干渉しない気質の人が多いようです(もしかしたら、うっかり苦情を言って逆ギレされることを恐れているのかもしれません)。着メロもよく鳴ります。マナーモードを知らないのか……?
携帯電話は、日本ほどには普及していないようですが(持っていない人も結構いるみたい)、そのせいで、マナーがあまり問題にされないのでしょうか。運転しながら電話している人もよく見かけます。
スイス鉄道(SBB)は、携帯電話禁止車両を1等車に増やすそうです。やっぱり迷惑に感じている人はいるんですね。ところが、その車両には、ノートパソコンの電源を取るコンセントはついているそうで、車中でパソコンを使って仕事をしてください、しかし携帯は止めて、ということらしく、携帯を使わないで仕事できるか!と怒っている人がいる、と新聞「20minuten」に出ていました(この新聞は、「夕刊フジ」みたいな感じなので、ちょっと面白おかしく書いている面は否めませんが)。
ちらちら見ていると、メールをしている人もいます。が、どうやらカメラ付き携帯というのはまだ登場していないようです。あるいは買う人がほとんどいないのか? こっちのメールは簡単ですよね。漢字の変換も必要ないわけだし。歩きながらメールしている人も先日街で見かけましたが、あれでよくトラムにぶつからないもんだと、逆に感心しました。
パソコンやインターネットは日本に負けず劣らず普及しています。色々な情報をインターネット経由で取れるようになったので、ずいぶん楽になりました。大学図書館の本の検索も、自宅でやっておいてから出かけることができるので、時間が節約できます。(神学部では、1980年代以前の蔵書は相変わらずカードでしか検索できないとのことですが。)
しかし、パソコンの値段も高いのは、さすがスイスです。DELLの広告を見ていても、日本だったら10万円を切るのは確実じゃないかと思うようなものを13万、14万で売っていたりします。こっちの人は、物を大事に使うので、一度買うとなかなか買い換えたりしないのかも(偏見か?)。
いま住んでいる客員教員用アパートには、最初から電話がついていました。使用料金はもちろん自己負担ですが、電話をつける(回線を開く)手間を考えれば、大助かりでした。以前は、電話局(郵便・電話・電報を扱うのでPTTと呼ばれていた)に申し込むと、外国人の場合は1000フラン(今のレートなら9万円弱)の保証金を取られたものです。4年前に来たときもまだそうでしたが、その保証金制度は今はもう無くなったと聞きました。使えるようになるまでに1週間くらい待たされたりしたので、その手間がなくなったのはありがたかったです。
ところが、自分が回線の保有者でないために、ADSLにするときにややこしいことになりました。旧PTTから「民営化」した Swisscom という会社が出している店に行って申し込もうとしたら、回線を持っている、家の管理会社の承諾が必要だというので、わざわざ書類を持って、管理会社まで出向く破目になったわけです。まぁ事なきを得ましたが。
ADSLのルーターを申し込み時に購入したのですが、これもトラブルの種でした。2台同時にパソコンをつなぐから(妻も自分のパソコンを使うので)、とはっきり言ったところ、ならこのルーターですね、と渡してくれた商品、てっきり、ハブ機能がついていると思い込んでいたのです。ところが、ADSLが使えるようになってから(2週間ほど待たされました)いざつなごうとすると……うん? ハブがない。最初の店に行って、この機種で間違いないのか?と尋ねたら(ハブ機能付きも売っていると思ったので)、カタログをさんざん見た後で、「ハブ」とやらが要るみたいですね、との返事。おいおいお姉さん、なら最初から言ってくれ、こっちはパソコンを2台つなぐって言っただろ、ならハブはどこにあるんだ、と少々不愉快な気持ちになりながら聞くと、「知りません」だと。顧客サービス係に電話して聞けだと。もう少しでキレるところでした。職業意識と知識の低い担当者に当たってしまったわけです。
仕方が無いので、別の店に行ってハブを買い求め(余計な出費だったような感じで損した気分)、何とか開通しました。こうやってBLOGが出来るのも、その努力と我慢のおかげです。
写真は、今回の話とまったく関係ありませんが、せめて写真だけでも「ハイジ」の続きと思って。ハイジ博物館の中にいた人形ですが、もしかしてハイジとペーター?
今回はやたらに携帯電話が目につきます。電話が目につくというより、電話で話している人間が目につくわけで。毎日のように見るのが、トラム(市電)の中で大声で電話している人。本当に大きな声で話しています。トラムの中だから聞こえにくくて、自然と大声になるんでしょう。非常識な、と思うのですが、周囲の人は気に留める様子もありません。あまりこういうことで他人に干渉しない気質の人が多いようです(もしかしたら、うっかり苦情を言って逆ギレされることを恐れているのかもしれません)。着メロもよく鳴ります。マナーモードを知らないのか……?
携帯電話は、日本ほどには普及していないようですが(持っていない人も結構いるみたい)、そのせいで、マナーがあまり問題にされないのでしょうか。運転しながら電話している人もよく見かけます。
スイス鉄道(SBB)は、携帯電話禁止車両を1等車に増やすそうです。やっぱり迷惑に感じている人はいるんですね。ところが、その車両には、ノートパソコンの電源を取るコンセントはついているそうで、車中でパソコンを使って仕事をしてください、しかし携帯は止めて、ということらしく、携帯を使わないで仕事できるか!と怒っている人がいる、と新聞「20minuten」に出ていました(この新聞は、「夕刊フジ」みたいな感じなので、ちょっと面白おかしく書いている面は否めませんが)。
ちらちら見ていると、メールをしている人もいます。が、どうやらカメラ付き携帯というのはまだ登場していないようです。あるいは買う人がほとんどいないのか? こっちのメールは簡単ですよね。漢字の変換も必要ないわけだし。歩きながらメールしている人も先日街で見かけましたが、あれでよくトラムにぶつからないもんだと、逆に感心しました。
パソコンやインターネットは日本に負けず劣らず普及しています。色々な情報をインターネット経由で取れるようになったので、ずいぶん楽になりました。大学図書館の本の検索も、自宅でやっておいてから出かけることができるので、時間が節約できます。(神学部では、1980年代以前の蔵書は相変わらずカードでしか検索できないとのことですが。)
しかし、パソコンの値段も高いのは、さすがスイスです。DELLの広告を見ていても、日本だったら10万円を切るのは確実じゃないかと思うようなものを13万、14万で売っていたりします。こっちの人は、物を大事に使うので、一度買うとなかなか買い換えたりしないのかも(偏見か?)。
いま住んでいる客員教員用アパートには、最初から電話がついていました。使用料金はもちろん自己負担ですが、電話をつける(回線を開く)手間を考えれば、大助かりでした。以前は、電話局(郵便・電話・電報を扱うのでPTTと呼ばれていた)に申し込むと、外国人の場合は1000フラン(今のレートなら9万円弱)の保証金を取られたものです。4年前に来たときもまだそうでしたが、その保証金制度は今はもう無くなったと聞きました。使えるようになるまでに1週間くらい待たされたりしたので、その手間がなくなったのはありがたかったです。
ところが、自分が回線の保有者でないために、ADSLにするときにややこしいことになりました。旧PTTから「民営化」した Swisscom という会社が出している店に行って申し込もうとしたら、回線を持っている、家の管理会社の承諾が必要だというので、わざわざ書類を持って、管理会社まで出向く破目になったわけです。まぁ事なきを得ましたが。
ADSLのルーターを申し込み時に購入したのですが、これもトラブルの種でした。2台同時にパソコンをつなぐから(妻も自分のパソコンを使うので)、とはっきり言ったところ、ならこのルーターですね、と渡してくれた商品、てっきり、ハブ機能がついていると思い込んでいたのです。ところが、ADSLが使えるようになってから(2週間ほど待たされました)いざつなごうとすると……うん? ハブがない。最初の店に行って、この機種で間違いないのか?と尋ねたら(ハブ機能付きも売っていると思ったので)、カタログをさんざん見た後で、「ハブ」とやらが要るみたいですね、との返事。おいおいお姉さん、なら最初から言ってくれ、こっちはパソコンを2台つなぐって言っただろ、ならハブはどこにあるんだ、と少々不愉快な気持ちになりながら聞くと、「知りません」だと。顧客サービス係に電話して聞けだと。もう少しでキレるところでした。職業意識と知識の低い担当者に当たってしまったわけです。
仕方が無いので、別の店に行ってハブを買い求め(余計な出費だったような感じで損した気分)、何とか開通しました。こうやってBLOGが出来るのも、その努力と我慢のおかげです。
写真は、今回の話とまったく関係ありませんが、せめて写真だけでも「ハイジ」の続きと思って。ハイジ博物館の中にいた人形ですが、もしかしてハイジとペーター?
まぁ、なんて風情のある客員教員アパート、
さすが、スイス!
とか思って見ていました。(笑)
ただ、こんな家に今でも住んでいる人がいるのも確かで、以前、ベルン大学に留学していたときは、かなりこれといい勝負ではないかと思うようなアパートに住んでいました。薪のストーブ(ガスストーブもありましたが)に年代ものの風呂桶。築90年くらいだったような。暖房のついていない部屋もありました。隣の部屋のストーブで暖めたものです。内側もあまり改装していないような感じで。家賃3万円程度という破格のすばらしいこの家のおかげで、僕と妻は貧乏留学生時代を乗り切れたのです。家主のおばあさんは、学生と外国人(どちらの条件も満たしていた)に貸したいという奇特な、尊敬すべき人物でした。家賃以上のご馳走を食べさせてくれたこともありました。そのおばあさんが数年前に亡くなったと聞いて、悲しい気持ちでいっぱいになりました。