あの子が恋に落ちた。
一張羅の着物に着かえ
美しく映える紅をさし
嫌われてるかもと不安で泣き
会えるかもという期待で火照り
あの子の恋は迸る
淡い柔らかな春というより
真っ赤にのぼる陽の如く
熱情的な恋をする
乙女の恋の話を頷き聞き入り
腫らした赤い目に初老はすっかり感情移入
春の寒さ忘れ初老もときめく雀始巣の午後
あの子が恋に落ちた。
一張羅の着物に着かえ
美しく映える紅をさし
嫌われてるかもと不安で泣き
会えるかもという期待で火照り
あの子の恋は迸る
淡い柔らかな春というより
真っ赤にのぼる陽の如く
熱情的な恋をする
乙女の恋の話を頷き聞き入り
腫らした赤い目に初老はすっかり感情移入
春の寒さ忘れ初老もときめく雀始巣の午後