雨あがりに初蝉
水たまりが眩しいのは反射する太陽のせい
それともワタシかしら?
ハルは眩しそうなフリして遠いオメメしてる 笑
モモ
真っ赤なダリアが咲く広場でキミはサテンのリボンで三つ編みをしている
マリアッチの音楽が流れるなかキミは小慣れたヒールでアクティブに踊る
息をするのも暑い昼さがりキミのこぼれ髪が汗で頸にはりつき婀娜めかしい
流れつづけるマリアッチ
熱くなっていくキミの瞳
スカートがキミに追いつこうと激しく揺れる
キミが踊りをやめるまで眺めていることしかできない
真っ赤なダリアの広場で踊るキミの瞳は普段つかいじゃない
キミが今いる世界はボクが息をするのも苦しい異世界に包まれて眩しく遠い
ハル
ボクがさしだした冠をモモは受けとってもらえるだろうか。
いつか、いつか、でいいんだ。
ボクはテントウムシに真剣に相談している。
あぁ、妄想ふくらんでボクの心ただいま真っ青な空つきぬけ中。
ハル