孤島はね緑の森で守られて浮かんでいるんだ
※ 残り物で何ができるか、冷蔵庫を見て妄想へ入り込む。
勿論、ひとり話をしな
隠し味に自家製梅ジャムいれて正解。
レーズンの入った何チャラ風何チャラ風味なカレー。
孤島はね緑の森で守られて浮かんでいるんだ
※ 残り物で何ができるか、冷蔵庫を見て妄想へ入り込む。
勿論、ひとり話をしな
隠し味に自家製梅ジャムいれて正解。
レーズンの入った何チャラ風何チャラ風味なカレー。
梅雨の黒い雲に朝の光がさす
太陽の色が眩しくなりそうでならない
晴れた空が向こうに僅かにみえる
各工場の異なる水蒸気の色が一斉に排出される朝がみれる時
太陽と雲と水蒸気で俄かな朝空を迎える
こんな風景を見れると工場地帯に住むも悪くないと思う自分がいる
※ 洞海湾は死の海から回復したほど工場の規制が厳しい。
朝から夏至だの部分日食だの騒いで見逃さないっ、って言ってたのに忘れてた。
買い物から帰って来た時、下の住人の女の子が声をかけてくれた。
忘れてた!待ってて!と慌てて部屋へ戻りフィルムを切って観察。
久々、みれた。 最後に観たのは10年以上前。
楽しいね―楽しいねーって。
その子のは黒い紙に数個もの穴をあけて、たくさん日食を壁に映す方法。
左に小さな点々日食。右に私が映って面白い写真が撮れたと貰ったもの。
昨日、髪を切ってサランラップのCMの女の子の様になった中年の女の子。
昔、日食をみるのにフィルムを持って行きなさいって、切れたフィルムもたせてくれた。
どう使うかも知らなかった私は教わって、ひとり日食を観察しに隣の区へ車を走らせた。
何でも思い出を捨ててしまう私は、何故かそのフィルムに日付を入れ箱に保管している。
このフィルムは20数年前のフィルム。
教わった通り切って2枚重ねて覗いた。
ふたりで4階まで登って30分くらいは粘って粘って綺麗に撮れるようスマホを駆使する。
私は部分日食を楽しんだあと、珍しく夏至の日が晴れたのに、すっかり忘れ夜を迎えた。
朝起きて隣の部屋にリュックが置いてある。
暫らく眺め、やっと思いだす。
数日前の夕方に警報がけたたましく鳴る。
火の消し忘れ? 何か煙でも?
確認しても鳴りやまないのでガス警報器、火災報知器の電源を抜こうとしてみたりする。
違うらしく鳴る先を探し続け、鳴る場所は台所に置いたスマホからだった。
スマホをもって初めて防災メールの通知だったので、音の大きさと驚きで非難の準備をはじめた。
子供たちのチュール、ジュレ、缶詰、カリカリ、水、母の米に味噌汁に、トイレは一緒の猫の砂ね。
リュックに詰めるだけ詰め込み、先に風呂、そして着替えて、ベッドへ行き子供と一緒に居ようね、と撫でていた。
私は多分、お風呂へ入った頃から薄っすらした防災認識になり、ベッドで子供を撫でる頃、平常心に戻り何事もなかった様に眠った気がする。
朝、気持ちよく起きている。
子供とベランダで燕が行き交うのを眺め、朝食の支度を始める。
そしてリュックに気づく。
リュックがある意味がわからないほど私は気持ち良く眠りこんだ。
さて、このリュックを隅の方に置いておこうと、からごうとした。
非難準備とは、とても難しい、手強いものだ。
私の頭の中の想像図では背中にリュック、右手に1匹、左手に1匹を持つ計画。
ところが背中のリュックがからげない。
荷物が重い。
うんもすんもない。
こりゃ非難しようっちゃ無理やわ、と呆れ、計画変更をした。
既に眠りこんだ私の朝、ベッドの周りが既に水面だったらと考えた。
3匹、いや3人で急遽、肺魚に進化するしかないよね、と頭は進化する計画に切り変え、私は料理をつづけた。
浅知恵だろうが数日前の計画。