最近クールジャパンと騒ぐ。ネット上には外国人が日本に来てその非現実的幻想世界に驚いたりホレこんだり日本に永住したい、などという記事だの動画だのがある。
”逝きし世の面影”という文庫本を読むと江戸末期から明治にかけて日本にやってきた外国人の印象が書かれている。この両方比べての私の感想は『なんじゃ日本人は変わっとらんじゃないか』である。繊細複雑非現実遊び優雅豪快その他もろもろ、まるで色とりどりのビー玉をブチ撒けたような文化。そこへゆくとテレビに見る外国の風景の退屈なことといったらない。
一時期一緒に仕事をした社長が言うには『日本酒には5つの味がある、甘い、辛い、苦い、酸っぱい、渋い、だ。こういう酒を作り出した日本人というのは相当複雑な民族だよ』・・・まあ、ご先祖が造り酒屋だったそうだからさもありなん。でも私もそう思う。これに比べるとワインなぞ酒のうちに入らない。まあ、フランスでは水替わりだそうだが。幼少の頃からあれを飲んでいるからフランスには数学の天才・・・アーベル、ガロア、コーシー、デカルト などなど・・・が出るのだそうだ。
ウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ショ-チュー、それから何とか言う中国の酒、ビール、飲んだが日本酒に勝るものはない。焼酎は今でこそ一人前の酒の顔をしているが戦前生まれ戦前植民地育ち、当時超モダンガールズの一人であった母は『あれは馬車引きの飲むものよ』と言っていた。ついでに言うと今日足に引っ掛けて履く、つまりスリッパの先っぽの開いたあの履物を”チャン下駄”と言って母は嫌った。
つまりこの酒にしてこの文化あり、なのだ。先ごろ中国が文化強国を目指すとの報道があったがアホじゃなかろうか。文化と言うのは『個人の極めて個人的な遊び心と暇持て余し』から出てくるのですよ。組織とか計画とか予算などと言う世界とは違う次元の中にあるのですよ。この点ではアメリカ人も西欧人も解かっちゃいない。国をあげてアニメ文化を何とやら・・・こういうのを噴飯ものと言う。
”逝きし世の面影”という文庫本を読むと江戸末期から明治にかけて日本にやってきた外国人の印象が書かれている。この両方比べての私の感想は『なんじゃ日本人は変わっとらんじゃないか』である。繊細複雑非現実遊び優雅豪快その他もろもろ、まるで色とりどりのビー玉をブチ撒けたような文化。そこへゆくとテレビに見る外国の風景の退屈なことといったらない。
一時期一緒に仕事をした社長が言うには『日本酒には5つの味がある、甘い、辛い、苦い、酸っぱい、渋い、だ。こういう酒を作り出した日本人というのは相当複雑な民族だよ』・・・まあ、ご先祖が造り酒屋だったそうだからさもありなん。でも私もそう思う。これに比べるとワインなぞ酒のうちに入らない。まあ、フランスでは水替わりだそうだが。幼少の頃からあれを飲んでいるからフランスには数学の天才・・・アーベル、ガロア、コーシー、デカルト などなど・・・が出るのだそうだ。
ウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ショ-チュー、それから何とか言う中国の酒、ビール、飲んだが日本酒に勝るものはない。焼酎は今でこそ一人前の酒の顔をしているが戦前生まれ戦前植民地育ち、当時超モダンガールズの一人であった母は『あれは馬車引きの飲むものよ』と言っていた。ついでに言うと今日足に引っ掛けて履く、つまりスリッパの先っぽの開いたあの履物を”チャン下駄”と言って母は嫌った。
つまりこの酒にしてこの文化あり、なのだ。先ごろ中国が文化強国を目指すとの報道があったがアホじゃなかろうか。文化と言うのは『個人の極めて個人的な遊び心と暇持て余し』から出てくるのですよ。組織とか計画とか予算などと言う世界とは違う次元の中にあるのですよ。この点ではアメリカ人も西欧人も解かっちゃいない。国をあげてアニメ文化を何とやら・・・こういうのを噴飯ものと言う。