太平洋で熾烈な戦いを戦った二つの国がその端緒となった海で和解の表明を【行えた】事について日本人も諸国ももっと本気で【何故?】と考えなければならない。
1.明治開国以来、先進諸国は日本を抑えたい、が本音で、出る杭を打とうとしたのがABCD包囲網だった。
2.アメリカはシナを使って日本を大陸の泥沼で弱体化させようとした。
3.目論見は1945年夏に達成された。
4.この駄目押しとして東京裁判で日本を【戦闘での敗者】であると同時に【道義的な敗者】と位置付けた。
5.さらに再起の芽を摘むべく朝鮮人を使って日本の頭脳を蚕食させた。
・・・・・・70年が過ぎた・・・・
1.あの戦争での勝者が軒並み崩壊に瀕している。
2.理由は、食邑(植民地)に乗っての貴族式生計を変えられぬままに食邑を失った。
3.【神の治世でしか成し得ぬユートピア】をキリスト教治世で出来るとの考えを敷衍実行した。(多文化共生、多民族共生、グローバリズム、寛容主義、等々)
4.その結果、固有の文化、国家・民族の紐帯が移民・難民によって崩壊しつつある。
・・・・・敗者だった日本は?・・・
1.1950年代後期にトヨタ自動車はロンドン・東京5万キロドライブをやって自前の技術に目途を着けた。
2.1960年には既に【賠償留学生】なるものを受け入れている。日本人はこの時点で【先進国との自覚】を持って居た。
3.1963年には新幹線を走らせた。
4.1965年にはペンシル型から積み上げた技術でラムダロケットを使って人工衛星打ち上げの試みを始めた。
5.佐藤栄作総理は沖縄を取り戻した。
6.そして今、バブル崩壊、失われた20年、絶えず交代する政権等で大方の外国人に【死に体】と映っていた日本が蓋を開けてみると世界で最も安定し、最も繁栄している国に成っているのは一体どういう事か?
7.その秘密は何にあったのか?あるのか?を本気で考えなければならない。
・・・・少なくともアメリカは【勝てなかった】と認めた、だから真珠湾で並んで献花し、そろって演説したのだ。
オバマ大統領の後ろには誰もいない。安倍総理の後ろには天皇陛下が【臨席はなさらなくとも日本国として】、さらにその背後に【神道の影】が敏い人の眼には見えたはずだ。
究極のところあの戦いとはパウロなる人物を使って築いた【人間知の大廈高楼】と【神道なる摩訶不思議な美学】との対決であり、その美学を奉ずる尊大な日本民族の勝利に終わったという事である。・・日本人が尊大?そんなことはない、と人は思うであろうが殆どの主婦はスーパーで家計が許す限り【国産】食品を買うはずだ。日本人の中に根強い【国産至上意識】!
・・・・・次に何が起こるだろうか?・・・
おそらく諸国民は日本人の美学を学ぼうとするものと敵対するものに二分化する。日本人も二分化する。