我また一つの獸の海より上るを見たり。之に十の角と七つの頭とあり、その角に十の冠冕あり、頭の上には神を涜す名あり。
[これは18章に出て来る大いなるバビロンを乗せた緋色の野獣・・終末時代に登場する人間による人類自治体制・・7つの頭とは人類自治の歴史の集大成、具体的には共産主義体制、10の角とは世界中の殆ど全ての主要統治機構で、ほぼ総て、博愛・共存共栄等の仮面の下に邪悪な意図を隠した共産主義政治思想に染まっている]
わが見し獸は豹に似て、その足は熊のごとく、その口は獅子の口のごとし。龍はこれに己が能力と己が座位と大なる權威とを與へたり。
[龍とは天から投げ落とされたサタン]
我その頭の一つ傷つけられて死ぬばかりなるを見しが、その死ぬべき傷いやされたれば、全地の者これを怪しみて獸に從へり。
[死ぬほどの傷を負った頭とは国際連盟、癒された後は国際連合]
また龍おのが權威を獸に與へしによりて、彼ら龍を拜し、且その獸を拜して言ふ『たれか此の獸に等しき者あらん、誰か之と戰ふことを得ん』
[全世界は人間による政治に服した]
獸また大言と涜言とを語る口を與へられ、四十二个月のあひだ働く權威を與へらる。彼は口をひらきて神を涜し、又その御名とその幕屋すなはち天に住む者どもとを涜し、また聖徒に戰鬪を挑みて、之に勝つことを許され、且もろもろの族・民・國語・國を掌どる權威を與へらる。
[人間の手に拠る平和を叫んで様々の言論、行動、施策を行った。そこに【神に問う、委ねる、従う】の概念が無い、地球の大家さんを無視、馬鹿にしている]
凡て地に住む者にて、其の名を屠られ給ひし羔羊の生命の書に、世の創より記されざる者は、これを拜せん。
[地上人類の大多数がこれに平服した]
人もし耳あらば聽くべし。虜にせらるべき者は虜にせられん、劍にて殺す者はおのれも劍にて殺さるべし、聖徒たちの忍耐と信仰とは茲にあり。
・・・これが人類世界の、人智の力学による地上世界自治の実態である。
我また他の獸の地より上るを見たり。これに羔羊のごとき角二つありて龍のごとく語り、先の獸の凡ての權威を彼の前にて行ひ、地と地に住む者とをして死ぬべき傷の醫されたる先の獸を拜せしむ。
[角が二本・・英米。国連至上主義を唱え、国連を自分たちの錦の御旗にした]
また大なる徴をおこなひ、人々の前にて火を天より地に降らせ、
[天より火を・・原子爆弾、水素爆弾]
かの獸の前にて行ふことを許されし徴をもて地に住む者どもを惑し、劍にうたれてなほ生ける獸の像を造ることを地に住む者どもに命じたり。
而してその獸の像に息を與へて物言はしめ、且その獸の像を拜せぬ者をことごとく殺さしむる事を許され、また凡ての人をして、大小・貧富・自主・奴隷の別なく、或はその右の手、あるいは其の額に徽章を受けしむ。
[国連配下として様々の組織を作りそれに従わない国や組織を懲罰した]
この徽章を有たぬ凡ての者に賣買することを得ざらしめたり。その徽章は獸の名、もしくは其の名の數字なり。
[ユネスコ、ユニセフ、WHO、WTOなどなど・・・ろくなことをしない]
智慧は茲にあり、心ある者は獸の數字を算へよ。獸の數字は人の數字にして、その數字は六百六十六なり。
[6:人類は創造の6日目に創られた。66:古代の専制君主がドラの平野に建てて人々に拝むように強制した像の高さは60キュビト、幅は6キュビト・・・即ち666とは【人間による専制支配】]