YouTubeには訪日外国人が『日本人は殆ど英語を話せない』とのコメントが溢れている。日本人自身も最低でも六年、英語の授業を受けて来て『何の成果もない』ことに冷めて、何故かと考える事を投げている。せいぜい『入学試験で差をつけるのが目的だろう・・』などと考えているふしがある。そして・・・【その事実に何の痛痒も感じていない、つまり痛くも痒くもないぞ!】と開き直っているようにも見える。
私自身は『日本に来るなら日本語を喋るのが礼儀だろうが、バカモノ!』と思っている。それはさておき『どうしてこうも英語教育の効果が上がらないのか?どうして文部省は指導要領を考えないのか?現場の先生がダメなのか?でもまさか総ての先生がダメってわけでもあるまいに』・・・そしてさらに思うのが『ネイティブ・スピーカーの先生』を雇って指導してもらって、それでもダメなのは何故か?と考える。
原因を、日本人の根本的な性格によると私は思う。その性格を端的に表わす言い方が最近はやりの『空気を【読む】』、さらに古来言われる【タタミと女房は新しいほうがいい】というのもある。新米、新酒、新築が好まれる。・・・西洋では酒は古い方が珍重され、家も古い家を買って自分で手を入れることに興味がある人が居るし、日本に来てまで古民家を買って手を入れて喜んでいる御仁も居るようだ。
少し話が逸れた。つまり日本人の根本的な性格は【何か珍しいモノはないかな?!と鵜の目鷹の目】になっていることであって、中国語は遣隋使遣唐使時代、オランダ語は鎖国時代、英語は明治開国以来、自分たちが未だ知らない珍奇なモノを取り入れる【道具】であった。
一方で【自らを宣伝】することに全く無関心乃至は面倒臭がるところがある。例えば世界中のバカ者どもが日本軍がイアンフなる性奴隷を何とやら、それは女性の人権をどうてろこうてろとさも正義めかして喋る、それに対して政府が公式に【そのような事実はなかった、その証拠はしかじかかくかく】と論証弁明したのを見た事も聞いたこともない。南京問題しかり、軍艦島問題しかり、大東亜戦争に到らざるを得なかった事情然り・・。『その位の事、言わんでも常識で考えればワカルだろうが』と内心思って居るのだろう。その真意は『いちいち説明するのは面倒くさい、物事の道理も分からん連中の相手などしたくもない、カネやって追い返せ!』だろう。
しかし、日本人の皆さん、君たち以外の人類は大部分が【モノの道理を弁えない、議を言う連中】だとの認識を持て。
また話が逸れた。で、【珍奇なモノを自家薬籠中にする道具として言語を学習する】一方で【それをひけらかすことに関心がない】・・・これが日本人が何年英語をやっても喋れない原因だろ思う。しかし
おそらく宇宙人がやって来た時真っ先に、物凄い情熱を以てその言語を習得するのは日本人だろう。そして、表意文字と表音文字を同時に使う日本語の中に早速宇宙語を取り入れて奇妙な言い回しを普通に使うようになるだろう。日本独特の奇妙な言い回しとは・・・
『パーマかけに行って来る(permanent wave処理をしてもらいに行って来る)』『チンする(電子レンジで温める)』・・・こんなことの出来る言語は日本語しかない!