父親がひきこもりの息子を刺殺する事件があった。その初公判が最近行われた由。
感想・・・どちらも気の毒、家族も気の毒。
最近は【不良】少年とか【暴走族】というものを余り聞かない。代わって【ひきこもり】を頻繁に聞く。
直感で思うに、人は幼、少年期を経て大人の世界に入って行く。そこでは【自立して】世間の荒波の中で生きて行かなければならない。・・・だから【オトナになる】には【考える以上の心的エネルギー】が要るのだ、特に男の子は。
12,3歳からそのエネルギーが噴出し始める。昔の日本はそれを押さえずコントロールする緩い箍のようなものがあったと思う。例えば鹿児島の郷中教育、海洋少年団、祭りに参画する資格、商家での丁稚、手代、番頭などのシステム、等々。徴兵検査だって子供から一人前の大人へのイニシエーションであり、【二十歳になったら赤紙が来る】との思いは少年達をして無意識のうちにある覚悟をさせたものと思う。
今はそれら一切が無くなりガッコーで(センセーや大人の目に)イイコになっていいセーセキを取り、いい大学に進学し、いい会社に入って高い給料を取る、のが【立派な人】との【暗黙の了解】が世間に蔓延して、少年達を【ガンジガラメニ緊縛】しているのではないか?
煎じ詰めれば【金儲けが最も価値がある】との前提に立った経済社会の【歯車】になるのが唯一の生き方とされていないか?・・・もっと煎じ詰めて言おうか・・・この世界を奴隷化してその働きを吸い取って生きようと目論む謂う処の金貸しシャイロックの子孫、通貨発行権を独占しているらしい金融支配層なる者共の駒にされるしか生きる道が無くなっている、いや、無くしているのが今の世界ではないか?
若者の無意識はその姿の見えぬ魔物を感じ取ってっているのではないか?
勘着いては居ても形の見えないものに無力感を感じ、エネルギーは内向、空転、自己破壊自滅衝動に向かう、溢れ出る一部は最も弱い部分【家族】に向かうのではないか?
自己責任、守秘義務、任命責任、説明責任、個人情報、個性、交流、などなどの汚らしく穢らわしく【人騙しに持って来いの】口舌を日本に持ち込んだ【黙示録謂うところのカエルのように穢れた】者共、そのような文言概念を産んだキリスト教由来饒舌文化、・・・こう言ったものが有鉤条虫さながらに日本の全身に寄生して国と日本人を蝕んでいるのに気がつかないのか!?!
襖と障子と約束の文化を蹴倒して戸と錠前と契約書の文化を持ち込んだ馬鹿ども!