月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

人の輪・和のはなし

2010年06月16日 21時40分02秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
午前中は常例法座でした。
お参りされた皆さま方と一緒に、ひととき阿弥陀さまの前に座らせていただきました。
みんなで声高らかにおつとめ。
ご法話は演台ではなく同座に座ってのおとりつぎ。
お膝をつき合わせて共にお念仏のみ教えをお聴聞させていただきました。
あとのお茶の時間はみんなで和気あいあいとおしゃべり。
この常例法座は阿弥陀さまとわたしたちがお念珠のようにまあるく輪にならせていただいていることを実感するあたたかくて和やかな、大切なご法縁です。

午後からは市の識字学級20周年の記念行事でハンドベルの演奏をしました。
去年の報恩講でのハンドベルの演奏以来、行事の度にハンドベルの演奏をご一緒させていただいています。
ひとりではできないことも、みんなが輪になればできるのです。
ひとりずつがひとつの音のベルを鳴らせば音楽になるのです。
他の人の音をよく聴いて鳴らせばリズムができ、メロディーが生まれます。
楽しかったです。とっても。

そして、同じ会でF社中のお茶席もありましたのでお手伝いをさせていただきました。
茶道もやはり和の世界だと思います。
亭主はお客さまのことを思いぬいてお席、お道具、お茶、お菓子などのしつらえをします。
お客さまも亭主の心遣いに感謝して一服のお茶をいただきます。
主客・社中が相和してひとときお茶会のいい時間が流れました。

今日は一日のうちにいろいろな方とお出遇いさせていただきました。
人と人の輪の中に身をおかせていただき、和やかな時をいただきました。

みなさまに・・・ありがとうございました。

法座最高

2010年06月16日 19時59分59秒 | 仏々相念(住職日記)
ブログを読んで・・・

今日は常例法座でした。
ご開山親鸞聖人のご命日をご縁に、ひと時仏さまの前に座らせていただいています。

喚鐘を打たせてもらおうと下陣に参らせてもらうと若い青年がお参りして下さっています。
喚鐘を打ちながら、「誰だったかな~???」
お正信偈いただきながら、「どこの村だったかな~???」
いろんな顔が浮かび、その人たちの有縁の方々を思い浮かべても出てきません・・・

ご法話も終わりお茶の時間・・・
「ブログを読んできました!」
このようなものでも読んで参ってくださる方がおられるのです。
嬉しかった~!
おぉ~、これが矢沢好きの住職か~・・・なんて思っておられたかもしれませんね。

よくよくのお育てと喜ばせていただいたことです。
彼がここに参ろうと思い立つ心とは何だったんでしょうか・・・?
ひょっとしたら何か話したいことがあったのかも・・・
三門を潜られるのにも勇気がいったことかもしれません・・・
お茶の時間も雑談で終わってしまって申し訳なく思ったことです。
でも皆さんおられる中でいろいろお尋ねするのも失礼だと思ったし・・・
まっ、いいか・・・仏さまを前に出遇えたことを喜ばせていただこう・・・

本当によくお参り下さいました。

最初に出遇うご縁って大事だと思うのです。
ウチに参ったことで仏さまやお念仏・お寺が嫌いにならなければいいのですが・・・
僧侶に対しては好き嫌いがあってもいいと思うのです、
がしかし、僧侶の醜さを通し仏さまだけは嫌いにならないでほしいですね・・・
ウチ以外にも浄土真宗のお寺は沢山あります。
いろんなお寺にお参りしてお念仏喜ばれたら最高ですね!

お陰で一日嬉しく過ごさせていただきました。
ひと時、お浄土のひかりに包まれ支えられていることを感謝させていただきました。

さあ! 次はあなたの番です!
あまり気負わずに気軽にお参り下さい・・・
矢沢好きの住職とスマップ好きの坊守がお待ちしています!