月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

一歩一歩

2011年04月18日 20時07分07秒 | 仏々相念(住職日記)

そうです、ブログを・・・

 

大阪からご夫婦でお帰りになられました。

穏やかで、温かいひと時をいただいたことです。

 

御主人は足を弱くされていて、座ると何でもできるのですが立つと何かに縋らなくては・・・

80歳前後でしょうか・・・車に乗って帰って来られました。

足の操作は大丈夫ですか?

座ると十分動きますから大丈夫です!

でも、やっぱり心配です・・・

隣りに座っている奥様がハラハラドキドキしているのが見えるようです。

 

こうやって年月を重ねることができたらいいだろうな~・・・

それまでニコニコさんがあるかどうかは分かりませんが、

カタカタコトコト、かわいい車に乗ってドライブできたらいいでしょうね・・・

子どもの事とか、孫(?)の事とか話しながら・・・カタカタコトコト。

 

「渚で手を握り合う、ツアーの老夫婦はまるでハネムーン。

あなたと旅したかった、いつかあんな風に・・・でも、もう駄目ね・・・」松任谷由実

 

しんどいこと沢山の人生・・・

一緒に旅してくれるあなたに・・・感謝です。

 

御斎に座らせていただきますと、

「住職さん、娘がブログ読んでるそうですよ。こんな事が、あんな事が書かれてあったよ」って教えてくださるのだとか・・・

「そういえば以前紹介したことがありましたが、今でも読んで下さっているのですね・・・」

いつものまとまりのない法話を聞いていただき「YUI、いいですよね!」っておっしゃっていただいた可愛い笑顔の若いお母さん・・・

遠方でこんなもの読んで下さり紹介して下さっていたりしていると聞きますと有難く思います。

だから、結構知っておられて・・・ウチの実状。

カッコいいことでも書ければいいのですが、どこまでも力の無い住職の日常・・・

恥かしくもあるのですが、これでいいかな~って・・・

 

最近、よく法話でお味わいさせていただく「温もり」・・・

みんなみんな、優しく温かくなれたらいいですね!

お互いの命を大切に思い、今、共に時を同じくさせていただくことの不思議さを感じながら・・・

その手を握りながら一歩一歩、少しずつ少しずつ・・・