月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

おさがりさんのはなし

2011年04月21日 21時35分48秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

ここのところ、毎日子どもたちが遊びに来てくれます。

今日は三年生の女の子が3人。

本堂でピアノを弾いたり、でんぐり返りをしたり、

いっぽんばしゲームや、うちわで扇ぐボートレースをしたり・・・

まあ、きゃっきゃ、きゃっきゃとにぎやかです。

たくさん走って、たくさん笑ったので・・・

「そろそろおやつにしようね!」

 

残念ながら、今日はアイスクリームがないのでパフェはできません。

(もしかすると、ちょっとだけ期待してたかもしれませんね・・・)

でも、ご法事のおさがりさんでいただいた果物があったので、それをおやつにしました。

鐘楼堂に座って早速いただきます!

「おいし~い!」

「ほとけさまからいただいたおさがりさんよ」

「ふ~ん」

「ほとけさまって、わたしのすきなものしっとるんかな~」

「きっと、なんでもお見通しよ」

「へ~、すっご~い!」

「ごちそうさまでした~」

 

お寺に遊びに来る子どもたちは、ご門徒さまのお宅の子ばかりではありません。

なかなかお寺で遊ぶということもないでしょう。

なにをしていても、どこにいても、阿弥陀さまというやさしいほとけさまは、

ちゃんとみんなのことを見ていてくださるよ・・・。知っていてくださるよ・・・。

と、そう伝えたくて・・・

 

ほぼ毎日、寺子屋の門は開けてま~す!

後期アラフォーの身体にもムチ打って、本気で鬼ごっこもしま~す!

何気に楽しんでいる、お寺のおばちゃんでした!

 

 


無料通話

2011年04月21日 20時39分16秒 | 仏々相念(住職日記)

助かる・・・

 

私が学生の頃は、電話と言えば固定電話でした。

電話を携帯するなんて考えてもいなかったことです。

よく分かりませんが、この固定電話って多額の権利金みたいなものが必要なのですね。

流石に今となってはそれも安くなっているそうなのですが・・・

 

長距離長電話でもしようものなら大変なことになっていました。

そんなこと無口な私にとって稀なことではありましたが・・・

 

今日、ウチの子と同年の子どもがいる同級生のセールスマンが来ました。

暫く話すのに、やっぱり子どもを案じている様子。

「携帯電話の家族間無料って助かるね~・・・」

そこは男の子なので電話もそれほどでもないとのことなのですが、

ウチは本当に本当に助かります。

安心させてやろうと頻繁に電話を掛けてくださる娘・・・

この電話のお陰で寂しさも癒されることですが、これに当たり前に通話料が掛かったら恐ろしいことになります。

 

私は、こんな状態ですから親に電話することもなかったですし、掛かってきても必要最小限の会話。

「うん・・・うん・・・食べた食べた・・・うん・・・ほんじゃ・・・」

今思えば親も切なかったろうと思います。

 

どこで間違ったのか、私の子と思えないほどの口のまわり様・・・

ベラベラベラベラ話してくれる電話が待ち遠しく、今日も携帯携帯の住職でした。