月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

私之故郷

2011年07月07日 20時50分10秒 | 仏々相念(住職日記)

ゴ~ン・・・

 

参られたなって思い本堂にお参りすると、満面の笑みで立っておられる。

「オジサン、ようお参り!」

「おぅ、牛に惹かれて参らせてもろうたぞ!」

「オジサン、よかったね!」

「そうよ!」

いつもの挨拶です。

 

このブログにも何度も登場して下さる総代さんです。

「おめえの顔、見に来たんぞ」って楽しくして下さるオジサンです。

 

ご法話でもお味わいさせていただいたのですが、「ご縁を喜ばんといけんね」って・・・

この方の甥が施主様なのですが、この方も又仲よくして下さっているメル友の総代さん、

「一緒にお参り行くかな?」って問うたところふたつ返事だったとか・・・

「誘ってもろうてよかったね!お陰で顔が見れてよかったろ?」

「そうよ!」

和やかなひと時が流れます・・・

 

この度の施主様である総代さんは写真が好きなんだとか・・・

「その割に作品を見せてくれませんね!」って笑ったことです。

「報恩講のいきいきかがやき展に出して下さいね!」ってお願いもしたことです。

今日もお内陣の写真を撮られます。

毎回のことですが、携帯の待受けは暫く徳正寺のお内陣の写真となっています。

「こうしとったらな、いつでも御参りできるけんな~!ワハハハ・・・これを見せながらワシの仏壇よ!って言おうかな?」

「Tさん、それでええんよ!Tさんのお寺なんですから・・・オジサンの寺なんですから・・・私はお守りをさせていただいているだけで私個人の所有物ではないのですから、皆さんが自分のお寺であると思ってほしいですよね!」

家に帰って疲れを癒すように、そんな気持ちでお参りしていただきたいことです。

 

心配はいらんよ・・・

案ずることはいらんよ・・・

一緒にいるからと右左、印を結ばれ抱きしめてくださる仏さま。

「ここがワシの故郷やった」と喜ばれる方が一人でも多くなるように、ボツボツ願生りま~す。

 

今日は蒸しましたね・・・

余談ですが、彦星はビカビカの牛車で会えたのでしょうか・・・